永遠のベータ版(未完成品)という生き方

 

 

徳川家康が祀られている日光東照宮には陽明門という国宝の建物があります。

その建物はわざと未完成にしてあると言うのです。

http://www.toshogu.jp  日光東照宮

 

「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」を体現するような人生を歩んだ徳川家康。

人はできた!と思った瞬間から学ぶことを忘れ、駄目になっていくという姿を数多く見てきたからでしょうか、わざと工夫を凝らして後世に伝えているのですね。

 

また、作家の宮沢賢治も「永遠の未完成これ完成なり」との言葉を残しています。

https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/63_miyazawa/motto.html

NHKの100分で名著のサイト

 

さらに今に目を移しても、SNS「LinkedIn」の創業者で会長のリード・ホフマン氏は、ITの世界だけでなく、自分のキャリアについても、いつまでも変化しつづける「永遠のベータ版(未完成品)」ととらえることが大切だそうです。以下は同士の言葉。

 

「様々な人と交流することで、自分の強みを再確認すると同時に、自分に足りない要素や成長の余地も見えてきて、自分がまだまだ未完成であることに気づくはず。なぜなら私たち起業家には『完成』は禁句なのですから。むしろ私たちは永遠に未完成のβ版でなくてはなりません。自分自身を『永遠のβ版』と位置づけ、常に動き、学び、成長し続けるべきなのです」

 

「学び続けろ。終わりだと思うな」

 

徳川家康も言う、宮沢賢治も言う、リード・ホフマンも言う。

 

全然古くない永遠のテーマなのでしょうね。

 

人でも企業でも国でも、人として生きる上では、大事な心構えと言えるかもしれません。

 

 

 

いつもご覧いただきましてありがとうございます。

何か感じて貰えれば嬉しいですし、共感していただければSNSなどで拡散お願いします。

重要なのは思うだけではなく行動すること。その行動が未来に続くのだと確信しています。

Leave A Comment コメントをキャンセル