調和性について学ぼう

 

私の師匠森川コーチの調和性の解説です。一緒に学びましょう。

 

私の34資質の中の34番目。10年前も最近も不動の34番。大勢の中に長時間いると酸欠で具合が悪くなるイメージなので、調和するまで待てない私。しかし、活かし方はきっとあるはずなのです。

 

活かすシリーズ第3回目は、「調和性」いきます。

着想から、調和性へのバトンタッチ情報。

着想は脳内でアイディア広げる“拡散”の才能、
調和性は複数人数の合意をとり前進したい“集約”の才能。
共通点がほとんどありません。

着想にとってアイディアとは、just an idea で、
実現できるか否かは関係ない

調和性は、ひっじょーに現実的なので、
実現できないアイディアを出すことに意味を感じない

もちろん、TOP5に両方ある方もいますが、
その場合は実現可能な中で様々なアイディアが出てくる、
傾向が強いと思います。

調和性、グローバルでは、TOP5に出てくる方の割合が
34資質の中で7番目(2018年1月現在)ですが、
日本では2番目、53万人中30.5%(2018年1月現在)。

ほぼ3人に1人はTOP5にもっている資質です。
(ちなみに、グローバルは1790万人中19.5%、ざっくりいって5人に1人。
日本の方が、調和性比率少し高いですね)

調和性は、コンセンサス(意見の一致)を作って、物事を前に進ませていく資質です。

調和性(Harmony)という言葉から、対立を好まず皆の和を大事にするやさしい資質、と思われていますが、

実際のところは、“やるべきことを前に進ませるために、対立しているよりも合意できるところをみつけて全員が納得して1つの方向に向かう方が無駄がなくて生産的”と考える冷静な才能です。

合意をとるために関係者全員の意見を聞いて調整をはかっていくので、人間関係構築力のグループに入っていますが、関係者の意見を聞くのは、“仕事や物事を前に進ませるため”。良い関係を作るため、だけではありません。

つまり、行動し成果を出すという、実行力資質の側面も併せ持っています。

実行力の資質が、自分1人でも結果を出していく才能グループなのに対し、
調和性は、複数の人と一緒にいるときに発揮されるがゆえに、人間関係構築力グループにカテゴライズされました。

言い換えると調和性は、実行力と人間関係構築力をかけあわせたハイブリッドです。

その調和性を活かすには、どうしたらいいか。

着想×戦略性タイプの方とのスタンスの違いを意識する。

・先にも書きましたが、調和性は非常に現実的で、実現困難に思えるアイディアの議論に時間をとられることに抵抗を感じる資質です。

・一方、着想や戦略性は、実現可能かどうか、ではなく、まず様々なアイディアやアプローチの仕方を考えてみる才能

・調和性上位の方は、ある意味“夢を見ない”才能なので、着想や戦略性の方々が仮想アイディアを出すたびに、心の中で「どんだけ金がかかると思ってんだろう」「いったい誰がやるんだ?」「時間がかかりすぎて間に合わないのに」など、苛立ってしまうかも。

・調和性上位の方は、着想や戦略性と調和性の違いを再認識してみてください。イライラが少し減るだけでなく、調和性のタガを外して思考や行動範囲を広げる必要があるときに、着想や戦略性の方々は無くてはならない存在になります。

「もっと強いリーダーシップをとって」という意見に惑わされない。

・調和性が上位にある方がチームリーダーやマネージャーになった時に、上司から「君は優しすぎる。もっと強いリーダーシップを取るように」と言われてしまうことがあります。

・調和性の方は、反対意見も含めて全員の話をちゃんと聞くがゆえに決断に時間がかかったり、大きな声で自己主張する人に従ってしまうように見えることがあるかもしれません。

・でも、少数派や反対派の意見を聞かずに物事を前に進めても、「自分の意見を聞いてもらえなかった」「自分の考え方がないがしろになれた」という思いはいつまでも残り、後々になって認識のずれが成果の足をひっぱりますよね。
「もっと強く」と言ってくる方は、短期的なスピードしか見ていない。

・調和性の方々は、全員が意見を言える環境をつくり、目的に照らし合わせて全体の合意点をみつけていくので、最初は時間がかかっても後戻りすることが少ない。結果的に、複数メンバーで生産的に協業することができる才能です。

「優しすぎる」と言いたい人には言わせておきましょう。
上記を意識し、着実に成果を出すという行動で、調和性の強さを示してください。

調和性が出た時に、気づき受け入れ効果的に使えるように意識する。

・調和性は、感情的な口論や対立に気持ちがザワザワする才能です。
・たとえば、同僚AとBが議論していると、「まあまあ、Aさんはこう思っているし、 Bさんにだって一理あるし」と仲裁に入り、「あなたの意見はどうなんだ!」「ほっといてくれ」と言われてしまうことも。

・また逆に、口論が続いていると、とても嫌な気持ちになるので、
その場を離れたくなるかもしれません。

・どちらも、調和性のナチュラルな反応です。自分の仲裁の入り方が、その場において効果的か否かを判断し、次の行動を選ぶことで、調和性を使いこなせます。たとえば、本人達は議論を有意義と思っていても、職場で周囲をうんざりさせているようであれば、場所を変えてくれるように伝えることもできます。

・また、ご自分がその場のリーダーシップを取る役割であるならば、その場を離れてしまわず、調和性が「仲裁にはいる」才能でもあることを思い出し、調停役としての調和性を使ってみることもできます。(その時は、ホワイトボードやノートなど、対立している2者の 間に緩衝材になる何かをおいて、視線が自分に向いたりお互いに向かないように工夫してみてください)
調和性は、ナチュラルにそのままでいるだけで、敵を作らない才能です。
言い過ぎたかなと思うくらいでも、相手は感じてないくらい。
自分がハイブリッド才能をもっていることを、忘れずいてくださいね。

ちなみに、調和性で、もっとうまく調整役をやりたい、もっとファシリテーション力を上げたいという方は、以下の本がお勧め。

アサーティブな対話を実践しようとした時にとっても役立つ本です。

NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法 新版
マーシャル・B・ローゼンバーグ 著 日本経済新聞出版社 刊
http://m.strengths-center.jp/7/356/77/XXXX