いかにどん底から立ち上がったか それを人々は聞きたいのだ

天台宗のカリスマはなんと言っても故酒井雄哉大阿闍梨。

そして、今なら瀬戸内寂聴さんだろう。

どうして二人は人気があるのでしょうか?

考えてみました。

まず天台宗はみなさんが修学旅行などで来る京都と滋賀にまたがる比叡山にあります。

教えは「だれでも仏になれる」というもの。

アイキャッチにある本を書いた二人も天台宗のお坊さん。

2000日回峰満行の酒井大阿闍梨

そして

さまざまな愛憎を繰り返してきた超売れっ子作家であった瀬戸内寂聴さん。

この二人、共に50歳をこえてから人に慕われるようになる。

いろいろ調べるうちに

このお二人の共通点はなんと言っても

俗っぽいところだろうということに気がついた。

人は過ちを繰り返す。

しかし、あきらめず自分を修めようと努めれば道は開けるというのだ。

まさに、「だれでも仏になれるという天台宗の教えだ」。

「大丈夫救われるよ」という言葉は、弱い一般の者にとってはまさに希望なのだと思う。

いつも思うのは、心に響くのは成功している人の言葉ではなく

どん底から出てきた人の話だ。

だから、迷いもなくきて教科書に書いてあるようなことを言う人の話はつまらない。

それよりも失敗し続けるのは、あなたに何かを教えようとしているのだ。

だから命あるかぎり諦めないこと。

そんなメッセージをお二人からは感じるのです。

世間から否定されてきたからこその言葉だから重いのだろう。

知らないという人は一読をオススメいたします。

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