カリフォルニアの「エサレン」はマインドフルネスの源流 日本の比叡山とか高野山みたいな場所だった。

「マインドフルネスとは何か?」

これについて調べているうちに、たどり着いたのがエサレンです。

分かりやすく言うと、仏教の比叡山や高野山のようなところ。

そこをアメリカ流にアレンジしたような場所なのだ。

世界的ムーブメントとなっているマインドフルネスもここから始まったと言っても過言ではない。

西海岸に住むインテリ層が学び、サンフランシスコなどの大都市でビジネスや日々の生活にマインドフルネスを実践。

これはいいと全米、全世界に広がったのだから。

そんなエサレンに行ってきたのでご紹介しよう。

Esalen Institute (エサレン)基本情報

  • 施設名 Esalen Institute
  • 住所 55000 Highway 1 Big Sur , CA 93920
  • 電話 831-667-3000
  • メール info@esalen.org
  • ウエブサイト Esalen.Institute公式

エサレンの概要

公式サイトより引用。

エサレンは学校でもなく、教会や温泉、修道院とも違うのですが、言うなれば全部を合せたようなもの。

ビッグサー海岸をはじめとした豊な自然はまさにエデンの園。

来訪者は年間約2万人。週末だけを利用したりする人もいれば、1週間、1ヶ月と滞在する人もいます。

創立は1962年。マイケルマーフィーとディックプライスによってはじめられました。

エサレンは人間の可能性追求の場所となったのです。

そこで、全米から著名な心理学者などの講師を招き、数多くのワークショップを開催。

扱う分野はゲシュタルト心理学から量子物理学、哲学から経済、ボディーワークから市民外交と多岐に及んでいます。

そして学問と実践、心と体、科学と神話、内在と超越、東洋と西洋、瞑想と行動、若者の理想と長年の知恵、これらを調合できる可能性を証明してきたのです。

 

Esalen Institute 訪問レポート

訪問日

2018年 7月13日。

サンフランシスコからビッグサー

ついに来たという感慨でいっぱい。

ここの場を感じたくて車をとばしてきました。

大阪空港から羽田、羽田からロス、ロスからサンフランシスコと乗り継ぎと気が遠くなるぐらい飛行機を乗り、午後4時過ぎから500kmものロングドライブ。

ちゃんと着くのだろうかと思いながらサンフランシスコのハイウェイを南下、シリコンバレーを通過し、走りに走った。

片側4車線のハイウェイでは、アメリカさんはめちゃめちゃ飛ばしますね。

時速140キロは当たり前。

日本ならまあ、高速なら100から120キロという具合で、平均が20キロも高いから焦る焦る。

しかも、西海岸は霧が多いらしく、朝夕は日常的なんだとか。

知らないものだから、深い霧の暗闇の中走り続け、休まず飛ばして4時間30分ほどかかりました。

行かれる方は気をつけてくださいね。

 

霧のビッグサー

泊まったのはこのホテル。Lucia Lodge。この絵葉書が部屋にあったのだけど、寝るときと朝は猛烈な霧に包まれていたのだ。

本当ならエサレンに泊まりたいのだけど、こちらの日程と、エサレンのプログラムの日程が合わない。

少なくとも週末3日ぐらいは僕が調べたところでは必要なのだ。

それよりも、この場の力を感じたいとレンタカー借りて500km。

行動することが大事。行くことが大事。僕はそう信じている。

 

エサレンに行けるのは今日だけ。夜にはサンフランシスコに戻らないといけない。

しかし、霧が晴れる様子はなく、南下。

本来ならハイウェイ1号線はロサンゼルスまで続いている。

しかし、土砂崩れのために道路が崩壊して不通になっていて、その行ける一番奥まで来てしまったw

エデンの園は本当だった。

最南端から徐々に北上し、海を眺めると次第に霧が晴れてゆく。

この感じ。

これこそ僕が感じたかったもの。

風や波の音、海風、日差し、草や土の匂い。五感が総立ちで喜んでいる。

あの絵葉書のホテルはエデンの園に変わった。

下がホテル。一棟一棟が分かれているタイプだ。

まさに絶景。

そしてエサレン

おさらいしよう。

エサレン研究所とは、ほとんど人が住んでいない州立公園の中にあり、ビッグサーの険しい海岸線の断崖に位置し、50年以上にわたり日常から離れ、自分を見つめることを可能にしてくれる場所。

さらに言えば、東西冷戦の真っ只中、東側西側の科学者をこの地に集め、国と国を越えた関係を結ぶことを成し遂げたり

インドを放浪したスティーブ・ジョブズやビル・ゲイツもここを訪れ、従来の学びをこえたものを学べるこの地に、大いに刺激を受けたと言われている。

カリフォルニアの自由奔放な精神の証拠を突き止めるには、エサレン研究所に勝る場所はないといわれるぐらいの場所なのだ。

もう、言葉にならない感動と興奮がそこにあった。

中には入れないが、外からでもあの雄大な景色を感じ十分に体感できて大満足でした。

そして、ここは温泉でも有名で、宿泊していなくても深夜0時から3時まで、予約できれば温泉に入ることができる。

これも体感したかったが、強行軍を考えて無理はしなかった。

まとめ

エサレンはまさに日本で言うところの比叡山や高野山。

どでかい雄大な自然に、パワーをもらうと同時に、癒やされ教えられるのだ。

是非機会を作って、日本の人にも訪れていただきたい。

 

エサレン 地図とアクセス

シャトルバスがサンフランシスコ、サンジョセ、モントレーから金曜日と日曜日に運行。レンタカーが便利でしょう。

 

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