宗派を超えた1400年の寺院 一生に一度は行きたい善光寺で西国巡礼7回目の御礼参り 

よくわからないままに四国と西国巡礼をはじめて、おかげさまで四国は一度、西国は七度満願です。

四国は高野山、西国は善光寺にとお礼参りに行くのですが、今回は西国なので善光寺へ行ってきました。

 

中山道

江戸を起点とする五街道(東海道、中山道、甲州街道、日光街道、奥州街道)の中でも、中山道は東海道とともに江戸と京都を結ぶ重要な街道となっていました。

この街道は、江戸日本橋を起点に武蔵国(埼玉県)から上野国(群馬県)を経て信濃国(長野県)に入り、さらに美濃国(岐阜県)、近江国(滋賀県)から京都に至るまでの約132里、69次でした。

その中山道が主要な道路であったであればこそ、皆が一度は行きたいと願う気持ちはよくわかります。

実際には、中山道から伸びる善光寺街道を通って歩く旅となります。

 

善光寺参道

 

 

山門

善光寺

私は善光寺は二回目。

前は、大学生のころで何も予備知識がない時で、名前だけで訪れましたが、何の興味もないから、さっと見て帰るだけでした。

それから約30年。

再び訪れた善光寺は、荘厳な場所に感じられました。

こちらのお寺は仏教が宗派に分かれる前からあり、原始的なもの純粋なものを感じさせてくれます。

本堂は宝永4年(1707)に再建された国宝。

間口24m、高さ30m、奥行き54mという壮大さで東日本最大と言われています。

御本尊は阿弥陀如来で、日本に最初に渡った仏像。

善光寺は宗派を超えた全てを受け入れるという考えなので、最後には善光寺に参ろうとなったのだとか。

 

以下3枚は街道の雑感

奈良井宿

 

奈良井宿高札場
各地に宿場町がいっぱいあります

 

滋賀から善光寺まで800km

 

歩いてみたい気はあるが、せめてと街道を極力高速を使わずに走ってみました。

歩いたとすると何かの本に書いてあったのですが中山道を江戸から京都まで、新撰組の隊士の足で半月だったとか。

車を降りて1㎞もある宿場を歩けば、不思議と昔の人の息づかいを感じられました。

 

以下4枚は街道の雑感

距離約1キロ 往復で1時間
どこの宿場も神社や寺と深く結びついていた
実際使われていたものが残っているのが素晴らしい

 

以下は善光寺周辺の写真です。

 

 

 

道も洒落てます。

 

 

 

山門

 

善光寺参りとは

 

善光寺の山門前に手水鉢があって、ハッとさせられたのは「心洗」の文字。

日々、流されがちなところをいかに心を整えるか。

そのことの大事を改めて、気づかされました。

参拝を終えて、日本人が昔から一生をかけて願ってきたことを終えたのだとホッとした安堵感でいっぱいに。

人生の修行は一生続きますが、一つの自信になったことは間違いない。

 

 

 

 

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