令和元年文月7月読書記録

7月に入っての読書ラインナップです。

マザーテレサ、ターシャテューダー、木下順庵、雨森芳洲、新井白石ってどんな人か気になりました。

マザーテレサ

ご存知マザーテレサ。

彼女の自伝的映画を観て、もう少し深めようと思いました。

修道院で教師という安定した職場、身分をなげうって貧しい人の支援を天命とする。

世の中には変わりたいけれど変われないという人が結構いますけれど

こんな人もいるということで、参考にしてもらいたいと思います。

さらに、何かを求めるというのは、絶えず苦闘の連続であり

一生本当にこれでいいのか迷いながら進むものというのがよく分かります。

私はすごく参考になりました。

木下順庵雨森芳洲

雨森芳洲は地元滋賀の人。

医者として学んでいたのを、儒学を学び、超優秀ということで、対馬藩に採用されます。

当時、秀吉が朝鮮を攻めた後で、日本と朝鮮の関係は最悪だったのですが

対馬藩や使節を接待する人々の努力で再び友好が深まります。

朝鮮はハングル、日本は日本語という言葉の違いを乗り越えたのは

漢文であり儒学だったのですが雨森芳洲は日本でもその屈指の人。

相手も官吏登用試験の科挙をくぐり抜けた秀才。

共通言語で互いを思いやる言葉を交わすうちに信頼が深まっていく。

なんだかじーんときてしまいます。

そして、木下順庵は雨森芳洲の先生。

儒学では日本一の先生で、何千人も弟子を育てます。

非常に教えることが大好きで、個性を大事に才能を伸ばす教え方をする人。

なので、弟子は将軍さまの側近になったり、各有名藩からの誘いがすごい。

江戸時代を通じて、どんな勉強や自己啓発していたのかすごく分かります。

ターシャテューダー

絵本作家のターシャテューダー。

バーモント州で30万坪の土地で1800年代のアメリカを理想として活動してきた人。

人の欲望は求めればきりがない。

シンプルに働き、遊び、暮らすことがどれだけ心が豊かになるか実践されたのです。

90代まで生き、その作品からは学びがいっぱい。

「どんな状況でも暮らしに喜びを見つける」など素晴らしい言葉が連なります。

新井白石

歴史で聞いたなぁと記憶があった新井白石。

この人も上の木下順庵の門人です。

幼い頃は貧しく、浪人しながらだんだんと道が開け、最後は将軍のブレーンとして日本を動かします。

そんな自分の歴史を隠居した後に書いたのがこの書物。

江戸の大地震や富士山噴火の様子など細かい観察はさすがだと思いました。

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