戦時中行ったこともないのに驚くほど日本を調べあげたアメリカの大学教授がすごい。

日本は世界でもハイテク国家なはずなのに、アメリカをはじめ諸外国と比較して、働く分野では数十年遅れていると言われている。

ストレングスファインダーにしても、流行のエンゲージメントも、ティール組織も、アメリカではずいぶん先にやってる話だったりする。

一体この時間差はどこから生まれたのだろう。

太平洋戦争中のこと

歴史を遡っていただきたい。

太平洋戦争中のこと。

アメリカは日本という国に勝ちはしたが、非常に苦戦した。

東洋人ととことんやりあうのは初めてで、自分達の経験則が通用しなかった。

アメリカ人なら、追い詰められると白旗掲げて、手を上げて出ていくと今までよくやったと褒められる。

しかし、日本人は猛烈な艦砲射撃を受け、陣地は崩壊しているはずなのに、いつになっても降参しない。

そして、捕虜になる者は、ほとんどが身動きが取れず自決できないような者ばかり。

投降者と戦死者の比率がおかしい。

他国と戦争してきたデータが役に立たない。

アメリカは恐怖したという。

日本人を調査せよ

そんな戦時中、アメリカはルースベネディクトという人類学者に日本人の研究を依頼する。

ウィキペディアより

ルースベネディクト助教授。

日本に行ったことがない人物に依頼するというのは、彼女がとても優秀だったのだろうと推察される。

ベネディクトは日本人移民や文献から次々に日本人を考察しプロファイリングする。

その集大成がここにある。とても興味深い内容。

僕は大学時代、社会学部に在籍し、当時も課題図書で読んだ記憶があるが、当時はさっぱり理解できず。今ようやく知識が追い付いたのか非常に面白い。

信じる文化と疑う文化

この本によると、日本人は「信じる文化」

アメリカ人は「疑う文化」と分けている。

アメリカ人は基本的に事実しか認めない。あらゆる人間を疑い批判する。

一方、日本人は信じているから、最後の最後まで諦めない。負けることは名誉を失い面を上げて歩けなくなるからだ。

どうやらここに日本の労務管理が遅れている理由がありそうだ。

信じていたのに

つまり、人を信じている。社員を信じているから、やってくれるだろうと疑わない。

そういえば、僕が労働基準監督署にいたころ、会社のトラブルで労使双方がまず言う枕詞は「常識的に」というフレーズ。

相手を信じていたのに裏切られたというものが大半だった。

最後に

アメリカは疑ってものを見るから、いろんなデータを取る技術が発達。

一方、日本は信じるので、任せてしまう。君のことは信用してるから、失敗して君の名誉を落とさないようにと任せるのだ。

そういう風にするものだから、アメリカはいろんなツールを駆使するが、日本には広まらないわけだ。

よくわかりました。

しかし、ルースベネディクトさんの研究すごい。これからも熟読させてもらおう。

 

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