昭和の大経営者「土光敏夫」氏から学ぼう

過去の偉大な経営者は一体何を考えていたのだろうか?

さらっと書かれた本を読むことはできるが、さらっと読むからさらっと抜ける。

そこで、しっかり書いてみたらどうなろだろうと思いつきました。

しっかり身についてほしいものです。

PHP文庫の土光敏夫 信念の言葉からきになるものを抜き出しています。

早速ご紹介していきましょう。

ウィキペディアより

土光敏夫 基本情報

  • 名前 土光敏夫
  • 生年月日 1896年9月15日
  • 出生地 岡山県
  • 死亡年 1988年91歳 
  • 最終学歴 東京高等工業学校(東工大)
  • 所属 石川島重工業・石川島播磨重工業では社長で東芝では社長・会長
  • 愛称 メザシの土光さん
  • どんな人? 両親が日蓮宗信者。幼いころから読誦した法華経を、晩年も朝5時に起きてあげるなど、自らは修行僧のような暮らしを続けながら、世のために尽くしました。

参考図書

土光敏夫信念の言葉 人生について

一日一日にけじめをつける

明日にしときましょうとは言わずやりきる。

二度ない人生

人は宇宙の原理で生まれてきた。この生きるということを真剣に考えよう。

贅沢に慣れ過ぎている

イワシの丸干しと野菜の煮付け。驚くことでもなんでもなく、昔から人はこんな暮らしをしてきたのだ。

毎日が行き詰り

問題意識があれば壁にぶつかるもんだ。

仕事のけじめ

できません、どうしたらよいでしょう、明日にしよう。こんな言葉を職場から一掃しよう。

立場の違い

使われる立場にいるときには使う立場に考えを及ぼし、使う立場にいるときには使われる立場を思いやる。

艱難汝を玉にす

将来というものは、実現不可能なぐらいの目標を立て、あらゆる障害に耐え、乗り越えていくところに人間形成が行われる。

バイタリティとは

活力=知力×(意力+体力+速力)

火種のような人

ごくわずかだがこんな人はいる。そんな人になろうとするのだ。

価値観は変化するもの

みんな違っていい。

仏心に接する瞬間

人は必ず失敗するから、毎日どこかでリセットする時間が必要。

ナッパ服の思い出

初心を忘れてはいけない。

勲章

意識して生きない。やることをやる。

長所を見る

長所を見ないで人事をやるなんておかしい。

有効に生きる

人も長年やると宇宙の原理にぶつかるが、要はもっと有効な生き方をしないといけないということだ。

即身成仏

物質主義ばかり追い求めるとダメになる。東洋的な精神主義も必要なのだ。

相手を心から認める姿勢

自己防衛、自己顕示が目を曇らせる。

日新

昨日も明日もない。ただ今日という無垢な日を迎える。

松の木は松の木に育てよ

個性を大事に、人間らしく生きればいい。

能力の型

人の能力は、特定のことに対して上下があるだけで、ことが変われば反対になることもある。

魅力のある人

偉い人とは、この人のようになりたいと見習いたくなる人間の魅力。

金は有効に使う

金は世のため、健康のために効果的に使う。

質素な生活

高い金かけて、病気になるようなもの食べていてどうするんですか?

短所を知るを要せず

「人はその長所のみとらば可なり。短所を知るを要せず」

荻生徂徠

幼稚さがモットー

年寄りじみたことをしたら本当の年寄りになる。

自分の物差しで自分を測る

他人の顔色も物差しとしない。

病は気から

「気」が体に及ぼす影響はとても大きい。

地力

地力があれば不景気も怖くない。波を受け止め乗り切っていく。そこから本当の自信が生まれる。

無上の快楽

みんなやることがないから飲みにいく。

読書、土を耕すこと、そして仕事が快楽ならいく必要はない。

宇宙の原理に接する

一日二回それぞれ15分。お経でも唱えて無心になってみる。

老年は若年の裏返し

人は老年になると二つに分かれる。

自分の足で歩ける人と、人の助けを借りないと歩けない人。

人生の立ち向かい方が問われているのである。

思考と行動の相互作用

考えることは大事だ。しかし、行動することはもっと大事だ。

教育者を尊重する

優等生ばかり作らない。個性は社会の活力となる。それには子供を教える教育者をもっと認めることから始めよう。

仕事の報酬は仕事である

どんな仕事であろうと、それが自発的主体的に行動できるようになったら、人は働きがいを感じるものだ。賃金は満足を増やすことはない。満足を増やすことができるのは仕事そのものなのだ。

最後に

よく仕事仕事と大騒ぎしている人がいる。

お客様のためだなんだと言っているが、結局は夜の街で飲み歩いたり、贅沢なものを食べていたり、高級なものを買っていたりと、欲にまみれて生きている

そう考えると、仕事中心というよりも、むしろ自分哲学を磨いていく中で仕事をしていくのがいいのだろうというのが最近の持論です。

右に行ったり左に行ったりしてしまう人間ですが、そうだからこそ、しっかりと自己を確立したいものです。

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