犬を飼っている人には読んでもらいたい 犬が老いるということ 心構え

犬がとうとう歩けなくなってきました。16歳という年齢なので、人間で言えば80歳になります。

犬は元気に走り回るのが当たり前とついこないだまで考えていましたが、普遍なものはないのだと感じています。犬が弱ってきたきっかけから、歩けなくなるまでを書いてみました。

犬を飼っている人はだれでも通る道なので、少しでもお役に立てればいいなと考えています。昨年9月にメニエール病という人間にもかかる病気になり、ひとつきほど寝込んでいたうちのわんこ。

メニエール病は、平衡感覚を失わせるので立っていられなくなります。私の母も、ふらふらすると言ってたことがありました。

船に乗って、波にもまれている感じらしく、目を見れば小刻みに左右に揺れているのが特徴です

このときは動けなくて、徒歩3分のかかりつけの病院で受診。

メニエールも何も分からない状態でただただ慌てて連れてきました。

かかりつけのお医者さんって大事だなぁと感じましたね。

一週間分の薬をもらい、首が曲がった状態で約ひと月。

メニエールの治療はこんな感じが通常で、中には度々発症するこもいるそう。

表情がなくなり、硬い顔をするようになります。

メニエール病は認知症の引き金ともなるそうで、うちの場合は、今まで覚えたことも忘れてしまいました。

認知症の影響で、ひたすらくるくると回って、ロープが大変なことになります。

外出して帰ってきたときはすごいことになっていることが何回もありました。

同じような症状の場合は、何かで繋いでいる場合は外しておくほうがいいでしょうね。

メニエール病は次第に良くなり、毎日ゆっくり歩いて筋肉を維持するような散歩を続けてきました。

これも認知症のひとつで、真っ直ぐに進んで行って曲がれなくなるというものです。

もともと走ること、歩くことが大好きな犬なので昔から登っていた比叡山へ。

認知症が良くならないかと山の上まで連れてきたりしてました。

いろいろやった甲斐も少しはあったのか、段々と元に戻って来ましたので、一安心。

表情がもとのおだやかな表情に戻ってきました。

しかし、筋肉が落ちないようにしているものの、徐々に後ろ足が弱くなって来るのも感じていました。

それが今週はほとんど足が立てないように。

犬は高齢になると後ろ足から弱くなり、踏ん張れずに座り込んでしまいます。

そして、4輪駆動ではなしに前輪駆動状態になり、クライマーが岩を掴むような歩行になっていくのです。

それでも、一歩一歩と歩こうとする姿は感動します。一生懸命いきているのだなぁと胸が震えます。

最後に、高齢になること、体が弱ることはもう避けることのできないこと。

しかし、どう生きるかは、自分の姿勢によるのだと考えています。

自分も含めて老いるということを、どう迎えるか愛犬からいろんなことを教えてもらっています。

そして教えてもらうだけ、最後まで楽しく向き合っていこうと思います。

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