tourist lying in camping tent near shore

自然に触れて取り戻す人間の基本

みなさんは普段から自然にどれぐらい触れていますか?

特に都会で暮らす人々はいかかでしょう。

電車に乗ったり、車に乗ったり、地下通路を通ったり、高層ビルを登ったりと

自然の変化や空の様子に意識を向けることなんかないのではないでしょうか?

まあ、ハッキリ言ってしまえば、都市での生活に自然なんて必要ではないのかもしれません。

都市交通網が整備され、美味しいものも食べれて、スーパーもコンビニも何でもある。

そんな暮らしであれば、特に不便は感じないでしょう。

気持ち悪い虫もいなければ、猛獣もいない。

ある意味、便利で快適な暮らしです。

極端に言えば、自分から虫など自然から遠ざかっているところもあるでしょう。

Photo by Nick Kwan on Pexels.com

しかし、便利で快適な都市生活は、冷静に見れば不自然な状態でもあります。

なぜなら、人間といえども、自然の産物だからです。

地球が誕生して45億年。

人類が誕生して1億年。

地球は自然とともにあったのが、森林は食料である家畜たちのための牧草地に変わるなど、人間がいなかった原始の森の8割が今は失われているといいます。

田舎生まれで田舎育ちな私は、とてもこのあたりに違和感があります。

最近、煽り運転防止法とか、できたとか聞きましたけど、まさに、こんな不自然な暮らししてるから、ストレスためすぎなんだよとか思ってしまうわけです。

1億2千万人も人がいて、ほとんどが東京大阪神奈川愛知福岡などにいてぎゅうぎゅう詰めになってたら、そら煽りたくもなる気持ちも少しわかる。

そんな私も大阪という都会で働いてはいましたが、テレビの仕事だったので、取材で自然に触れる機会が多く、自然欠乏になることは全くありませんでした。

最近は子供が自然との関わりが少ないと、自然欠乏症という症状が出るのがわかって来そうで、やはり自然と人との関わりは大事なんだと考えさせられてしまいます。

私自身は、びわ湖、比叡山という自然に囲まれて生まれ育ち、学生時代も探検会という自然派の生活を送り、仕事でも繰り返しになりますが自然に触れてきたので、自然と常にあるイメージです。

だから、自然が足りていないという感覚がいまいち理解できないのですけど、今、社会保険労務士という資格を取得し13年、労働基準監督署などで1万人の働き方の相談を受けたりしてきて、結構大変かもとか感じています。

今の働き方は年々、スピードをあげていて、撮影の話で言えば5人でロケハンし3日かけてやっていたことを、1日でやっつけたりするのは当たり前になってきていて、他の業種も聞いていると同じようなところがあります。

ざっとこれまで体感してきた自分のこの国の働き方の肌感覚を言語化してみる。

今は、日本の労働者が7000万人ぐらいいて、400万社の会社があり、そのうち111万ものわかっているだけの労働相談が寄せられている。

パワハラ、セクハラ、生々しい相談もいーーーーーっぱい受けてきて、ヤバいわこの国って感じています。

だから、今必要なのは、ぎゅうぎゅう詰めで働かせるのではなく、じゃんじゃん郊外に出ましょうと、社労士的にはアドバイスするようにしています。

多くの人は、ずーーーーーーーーーーーーっと、都会にいるので、感覚が麻痺していて、人間が自然の産物であることも、忘れているぐらい思考停止しているので、相当やばいって思います。

アメリカのアップルにしてもグーグルにしても、そのあたりに気がつき、自然回帰の流れにあるのです。

こういうことも知らないと、マジでやばい、大丈夫って思います。

政府の方も、これまでは健康診断だけ受けましょうということになっていましたが

ストレスチェックも中小企業も対象になるので

知りませんでは通用しない。

じゃんじゃん、アクションを起こすべきかなと考えています。

これまでは、威圧的に昭和という時代背景もあり許容されていた部分もありますが

時代は、心の健康まで求めているのです。

グーグルなんかは毎日1時間の瞑想を推奨したりしていて、4週間の休暇を別に与えて、気づきの休暇として付与し、それが逆に生産性を上げる働きをしているのだとか。

日本人は、時間の切り売りしているような働きをこれまでしてきましたが

この働き方は明治時代の工場をモデルとしているので

9時〜5時の働き方もおそらく見直されてくるのは間違いないでしょう。

まあ、すべての業種では当てはまらないでしょうが

みなし労働が該当するような

裁量バリバリのクリエイティブ系は

いつまでも時間管理していては

みんな世界に流れていくことでしょうね。

そもそも、なぜ都会にいるのでしょう?

それは都会に集まる方が、いろんな面で手っ取り早かったから

金の卵だのヘチマだのと、あれこれ理由をつけて連れてきて不自然な空気を作り上げてしまったのだと私は考えている。

これからは、少なくともインターネットがあるのだから、自分の両親と年一回しか会えないような、一族を分断するような不自然な働き方は改めるべきである。

もちろん、関係が悪く嫌だという人まで強制はしないけれど、

身内が離れ離れって、どう考えても不自然でしかない。

さらに、高齢化した親の受け皿がなくなっているのも問題であったりする。

高齢になる親にお金があれば老人ホームとかの選択もあるが

大抵はそうはいかない。

そうなってみて慌てるのが今で

私も関わっている成年後見では

1000万人の人が認知症などで判断がつかない状況で暮らしていたりするのです。

そんなところに寄ってくるのはオレオレ詐欺とかいろいろ。

みなさんきっと知らないことが世の中たくさんあるのです。

そういう意味でも、自然に触れながら

生きるとは

人生とはと考える時にあるように私は思えるのである。

よろしければもう一本いかがですか?

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