『Go Wild 』野生の体には癌も鬱も肥満も高血圧もありません

オススメの本をご紹介しようと思います。

ハーバード大学の医学部大学院の先生が書いた本。

ADHDという人の特性を世界で初めてわかりやすく説明した人でもあります。

早速ご紹介しよう。

僕が関心を持ったところを紹介しますね。

なぜ我々が生き残ったのか?

大きな脳を持ち、二足歩行で、道具を使い、狩りもするそんな社会的な霊長類が誕生し数100万年。

我々ホモサピエンスがアフリカに誕生したのは20万年前。

ネアンデルタール人、デニソワ人、ホモフローレシェンシス人がいたのに、身体も小さいホモサピエンスがなぜ生き残ったか?

確かに疑問に思うところですよね。

これは実は、我々だけが、肉以外も食べるということが大きかったらしく、他は適応力がなく絶滅したそうなんです。

今、地球にいるのは、45億年の試練を乗り越えてきた動物たちなんです。

我々を死に追いやる文明病とは

どこか人混みで往来を観察していると、太った人、息を切らせている人、暗い表情、イライラしてる人などが目につきます。

現代の病の原因と言われる、高血圧、喫煙、アルコール、空気汚染、高血糖、運動不足、塩分取りすぎなど、太古にはなかったものであり、豊かさは死を見過ごしてはくれません。

癌についても、1840年頃にナポレオンの医師スタニスラタンシュが都市部で患者が多いことを発見したのが初めてだろうと言われているくらい最近のもの。

豊かさの応じて病気も出てくるということから、知るということも大事になってきそうです。

本書で一番知ってほしいこと

こういいつつ、食べ物についても言及しています。

どんな形であれ、砂糖水は絶対飲むなと強く警告。

あとおもしろいと思ったのは、ミルク。

これは幼児期は母親から摂取することで、身体のなかで分解物質をつくっているのだけど、大人になれば作らない。

だからからだに残りやすいのだとか。

私たちの最良の部分は自然の中にある

どうして私達は眺めのいい部屋に行きたいのか?

どうして海や湖に面する家は魅力的なのか?

それは、祖先から受け継がれてきた感覚であり、体は忘れていないというのだ。

脳は機械に制御された世界ではなく、生命を中心とする世界で進化した。

そうした中で何百年かけて生まれた学習ルールが、ほんの数千年で消え去ることはありえない。

カナダ人の心理学者エリザベスニスベットとジョンゼレンスキーはこう言ってます。

現代生活は人間を自然から切り離した。それが人間と環境の安寧に悪い結果をもたらしたのだと。

こんなふうに紹介していったらきりがないほど、納得させられることが盛りだくさん。

是非是非お手元において、自分の体が自然や都会でどう反応するのか、知ることは良き人生に繋がるのではないでしょうか。

ご活用下さい。

この本もいいらしいです。

自然に触れる活動を応援しています。

京都や滋賀でやってます。よかったらご参加ください。

まずは自然を見て感じてみましょう

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