10月7日の日記。
フォトリーディングして読んだ本。
じっくり読みたいけれど、読むものが他にも多いので、フォトリーディング学んで以来、時間短縮できていい感じ。
この山田方谷さんは備中松山藩=今の岡山県高梁市辺りで藩政改革を実行した人で、幕臣勝海舟と長州の松下村塾吉田松陰の師匠である佐久間象山の兄弟子に当たります。
さらに、長岡藩家老で新政府軍を幕府軍として押し返した河井継之助から崇拝を受けた人物。
この名だたる人に影響を与えたのだから、超すごい人なのだというのは明らかですね。
かなりの実務派の人なので、幕末にありがちな血で血を洗うことはしないから時代ものの小説には出てこない。
僕は歴史小説が好きなのですが、知らなかったところを考えるとそういうことなのかなと思い至りました。
しかし、ふと思うのは、本屋の棚に並んでいるのはハーバード大式とかコロンビア大式など西欧の考え方の本が多くて、日本人の過去から学ぶって少ないのではないのかな?
そもそも日本には、先人が残してくれた文書の量など世界に類を見ないぐらいの充実ぶりの資料が山のようにあるのに、なぜ使わないのだろう?
日本人には日本人なりの性質もあり、それに対して先人が取り組んできた事例というのは、必ず参考になると思うのです。
今、僕が陽明学を学んでいるので、日本を含め東洋の考えもうならせてくれるものが数々あるなぁと日々感じているところなので、個人的には非常に注目しております。