「人の一生は 重き荷を負うて遠き路を行くがごとし 急ぐべからず」
という徳川家康の言葉が刺さる。
線路の枕木のように次々来る問題に、慌てても仕方がない。
耐えに耐えて乗り越える。
そこに生きる喜びを見いだしたいもの。
幼い頃から人質に出され苦難を乗り越えてきた家康公が江戸幕府を開くにあたって出した秘策とは?
何故徳川幕府は300年続いたのか
長い日本の歴史の中で、300年近く政権を執っていられたのはなぜか?
僕も含めて凡人は、自分さえも見失いがちなものであるけれど、諸侯をまとめ、国をまとめたのは家康公の「規律性」。
愛読書として唐王朝の「貞観政要」があったということなのですが、信長や秀吉を見てきて、英雄豪傑は時の流れに乗りはするが、仕組みがなければ乱世に戻る。不幸な人質時代を経験したからこそ、平和な時代を実現させた唐王朝に理想を見たのかもしれません。
具体的には武士の守るべき定め武家諸法度、皇族公家の守るべき定め禁中並公家諸法度など法によって厳格に管理。
それまでは、戦国の世の中なので、みんな俺が俺がという道理が通らない世界だったところに、秩序を作るわけです。
さらに、中国の儒学を幕府の官学として導入し、道徳とか倫理感を広め、何かというとすぐに刀でケリをつけることを改めるようになる。
すると、あちこちであった揉め事も、収まるようになり、あれよあれよと300年続く太平の世に繋がったのです。
まとめ
家康公から学べることは多いですが、とりわけ注目すべきは仕組みづくりに人生の秘訣あり。
家でも会社でも、ルールが曖昧なら乱れのもと。一方で規律あるルール作りも、仲良く皆で幸せになるためにも必要なことではないでしょうか?
一方で会社には就業規則という働く上のルールというものがあるとおもいますけど、「お前ら守れ!」と言われると、構えてしまうのが、学生時代校則に違和感を抱いていた名残。
そこで、みんなで幸せになるためにルールがあるんだというルールの意義も併せて家なら家族、会社なら社員全体で共有していくことも必要ではないかと思うのです。
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