11月15日の日記。
松下幸之助の書籍の中に、見つけた言葉なのですが、世の中を見てきて、自分の狭い範囲でことを捉える人が少なくない。
枠にはめたがるというか、自分の物差しでしか見れないというか。
そのような時に、すごく対応に困ってしまいます。
ため息。(笑)
松下幸之助も一つの流儀や学問にとらわれてしまうと、その範疇からしか物事が見られず、ものの実相がつかめない場合が多いと言っていて、私も実際そうだと感じています。
複眼的な視点を持つことを、マスコミ時代からやってきて、自分にとっては当たり前だと感じていたことが、案外できないものなのだと。
自分の視点も大事だけれど、他にどう捉えられるかの想像力ってさらに大事。
かつて幕末の吉田松陰は、当時の思想の主流は朱子学でありましたが、陽明学や国学など、枠にとらわれない見方、発想をしたと言います。
自分についても、意識してるとはいえ、知識の足りない部分などは、決めつけていることもあろうか。
そんな時は、この言葉を思い出して、他に見方はできないかについて、自問したいと思います。