今回は日本最古の茶園をご紹介させていただきたいと思います。
まず、パッとお茶の産地を思い浮かべると、メジャーなのは宇治茶、静岡茶といったところでしょうか?
毎日、何らかの機会に手にする身近な飲み物であるお茶。
あまりにも身近すぎて気にもしていないという方が大半でしょう。
しかし、お茶は日本に昔からあったものではなく、輸入品なのです。
お茶の産地の歴史
まずは先程挙げたお茶の産地の歴史について。
まず宇治茶の歴史を調べると宇治茶栽培の始まりは、13世紀初めの鎌倉時代。(京都府茶業会議所)
そして静岡茶も調べると駿河国栃沢(静岡市郊外)に生まれた聖一国師(1202~1280年)が、中国から種子をもたらした。(しずおか茶コミュニケーションポータルサイト「お茶のこと」)
だそうです。
いつ輸入されたのだろう?
そこで気になるのは、誰が輸入したということなのですが、これは、西暦805年に我が故郷の偉人である伝教大師最澄が日本ではじめてお茶を中国から持ち帰られたと記録があります。
最澄は日本の仏教の母山とも呼ばれている、天台宗の開祖であり比叡山延暦寺を創建された人物です。
これが最古と言われる茶園です。
場所は滋賀県大津市坂本。比叡山延暦寺の門前町です。
こちらにその説明書きがあります。
この、最澄が茶を輸入した翌年806年、同じ時期に唐に留学していた弘法大師空海も茶を持ち帰ったという記録があります。
この頃は、中国唐では一般に広く広がっていたとか。
最澄と空海は仏教を学びに行っただけではなく、今の我々の食にも繋がるものも輸入してきてくれたわけですね。
ちなみにここは僕の地元です。
これから暖かくなってお出かけには最適です。
是非一度日本最古の茶園や比叡山延暦寺など見にいらしてください。
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