生き物は生まれるとすぐに生きれるように歩けたりするものだが、人だけは長い子供時代がある。
この子供時代こそ、感覚を伸ばすには最適な時期であらゆることに好奇心いっぱいのキラキラした目で世界を見ていたものだ。
人は、いつの間にか、その好奇心に蓋をして見ることを制限してしまうが、大人になっての悩みも子供時代に帰って考えると容易に解決できることも少なくない。
そこで、そんな子供時代の扉を開ける本をご紹介していきたいと思います。
長い長いお医者さんの話
1931年出版の童話集。
親切なお医者さんたちや働き者の郵便屋さんが活躍する9編のお話。
リンク
センス・オブ・ワンダー
1956年刊行。
全ての子供たちが持っている、神秘さや不思議さに目を見張る感性を失わずに持つことの大事さを教えてくれる本。
リンク
ドリトル先生航海記
1922年刊行。
語り手であるトミーがドリトル先生と出会い、そのアシスタントとなり、動物たちと行方不明になった学者を探す航海にでるというもの。
リンク
風にのってきたメアリー・ポピンズ
木や、日の光、星の言葉を前は分かっていたのに、どうして忘れちゃったのか?
その理由をメアリー・ポピンズが説明してくれます。
リンク
机の上の勉強よりも大事なこと
今、学力偏重に固執するあまり、本当に人としてどうあるべきかについて学ばずに大人になって、道に迷うという人が後を絶ちません。
以下は上にもご紹介した、レイチェルカーソンのセンスオブワンダーの中にある一文です。
子供たちの世界は、いつまでも生き生きとして新鮮で美しく、驚きと感激に満ち溢れています。残念なことに、わたしたちの多くは大人になる前に澄みきった洞察力や、美しいもの、畏敬すべきものへの直感力を鈍らせ、ある時には全く失ってしまいます。もしも私が、全ての子供の成長を見守る善良な妖精に話しかける力を持っているとしたら、世界中の子供に、生涯消えることの無い「センスオブワンダー」を授けてほしいと頼むでしょう。この感性は、やがて大人になるとやってくる倦怠と幻滅、わたしたちが自然という力の源泉から遠ざかること、つまらない人工的なものに夢中になることなどに対する、かわらぬ解毒剤にになるのです。
個人的には、子供時代というものは、もっと感じながら大きくなってもいいのではないかと思うのです。
知ることは感じることの半分も重要ではないようなきがしています。
最後に
迷える大人は是非、子供時代まで戻って読むべきだし、子供さんの親御さんは是非子供達のよき先達となって導いてあげていただきたいと考えています。