人の声というものは、すごく重要なもので、声ひとつで印象がガラっと変わってしまう。
最近、プレゼンテーションを練習されているところを見学して、そいうや、俺って音録りのプロだったと思い出したので、気づいた事を書いておこうと思う。
長年、いろいろな人の声を録ってきたが、一番最強な声は吉永小百合さん。
声のトーン、間合いが絶妙で、あくまでも自然で噛む事なんて考えられない。
まさに、大女優は声から芝居するのです。
一方、今日もある講演を聞かなければならない事があったが、
普通の人は声のトーンは急上昇急降下のジェットコースター、間合いはバラバラ、言葉を暗記から発するので、刺さらないし咳したり、「えー」、「あのー」など耳障りこの上ない。
内容云々の前に、聞く気をなくさせてるなぁというのが事実です。
正しい日本語を正しく話すというのは、簡単なようで難しいものなのでしょう。
普段、訓練を受けたプロの声をマスメディアを通して聴いているけれど、同じようには話せないものなんですよね。
自分のクセやらなんやらが積み重なって、とんでもないことになってしまっているのでしょう。
人とのコミュニケーションは声を発する事からはじまります。当たり前過ぎて、意識していませんが、大勢の前で話すときの自分。また、少数の前で話すときの自分。その辺を録音したり、客観的に見直すと、対人関係もよくなるかもしれませんね。