最上志向の収集活動。
本を読んでて面白そうな記事があれば記録しています。
以前はモレスキンに書いていたのですけど、今年だけで半年で5冊ぐらいなりましたよ。
書いているだけじゃ眠らせているだけなので、ここに書いていこうと思います。
読んでいたのは「EQこころの知能指数」という本。
早速ご紹介しよう。
コンテンツ
EQこころの知能指数 書籍情報
- 本の名前 EQ~こころの知能指数
- 著者 ダニエル・ゴールマン
- 出版年 1996年
- 本の概要 社会で成功するためには、IQでなく、EQも大事。自制、熱意、忍耐、意欲などを含めた心の知能指数(EQ)の差が、人間の能力の差となるという考えを紹介
- 本の反響 全米で36週間連続ベストセラー
EQこころの知能指数のポイント
脳の進化の歴史について
面白いと思ったのは、なぜ我々はその行動をとるのかが脳の研究により明確に分かってきているということ。
わかっているならその理由を理解すれば、我々の不可解な行動も理解できる。
人の脳というものは、約1,5kgなのらしいが、ベースにあるのは古い時代の脳があり、二階建て住宅のような作りになっている。
1階は古くからある脳で2階は進化の過程で建て増ししたというのだ。
古い脳(一階部分第一の脳)
人間の脳の一階部分は「脳幹」と名前があって、他の生物にも共通してあるのだそうだ。
ここでは、生命の基本的機能全般の指令が行われていて、学習機能はなく、あらかじめインプットされたものでひたすら生命を動かす生かすということをやっている。
蛇が「シュー」っと音を立てるのもこの作用なのだ。
新しい脳(二階部分の内側 第二の脳)
何百万年もの進化の歴史の中で、最古の脳幹の上に原始的感情の部分ができる。
これが大脳辺緑系。
強い願望、感情、怒り、恋なんかはここの指令なのだ。
しかも、この脳は学習する脳なので、いつも同じ反応をするのではなく、次はこうしようと工夫をする脳みそさんなのです。すごいですねー。
我々の判断はニオイからだった
この二階部分の初期段階、原始的感情の部分が「嗅葉」と言ってニオイを認識するところ。
犬でも猫でも思い出して欲しいのですけど、まずニオイを嗅ぐことをします。あれです。
もしかすると、レストランで友人が出された食べ物のニオイを嗅いでいたとすれば、昔の名残だと思われますね。
こうやって、ニオイを嗅ぐことから行動につなげていったわけです。
新しい脳(二階部分の外側 第三の脳)
大脳辺緑系と嗅葉の革命的進歩で、お腹を壊さないようになった人はさらに進化していきます。
これが第三の脳である大脳新皮質。
脳の外側に位置し、あのシワシワのイメージのところといえば分かりやすいだろうか。
これがさらに人の知能を押し上げるようにする。
各感覚器官を通じて入った情報を理解できるのはこの大脳新皮質のおかげだ。
パッと目で見てわかるのも、このおかげで昔ならニオイを嗅いでしかわからなかったこともわかるようになった。
さらに先を予想したり、作戦を練れるのもこのおかげなのだ。
爬虫類の子供は、生まれると親から離れる。この大脳新皮質がないからだ。
うかうかすると第二の脳から美味しそうという指示が子供を見て親には出るために、子供には孵化した瞬間親から逃げるようにインプットされてあるからすごい生命の仕組みですよね。
まとめ
みなさん、理解できましたでしょうか?
脳には三つの進化があって、生命を司る第一の脳、そして感情の第二の脳。
最後に知能愛情の第三の脳がある。
これを理解しておけば、今自分が考えているのはどれだ?とわかりやすいと思うのです。
参考になれば幸いです。