ストレングス・ファインダーの生みの親であり、心理学者のドナルド・O・クリフトンは言います。
「人間関係は、私たちが何者であるか、そして、私たちがなり得るものを定める一助となる。
私たちの多くは、自分の成功を遡れば、そこに人間関係があることが分かる。」
人は一人では成功できません。
松下幸之助氏は、自分は小学校しかでていないし、身体も弱い。だから周りの人の力を借りて世界の松下電器にできたのだと述べたといいます。
大事なのは人の関係なのですね。
そこでの話なのですが、先日こんな話に触れました。
ある会社の定例の企業研修があり、10名のプロジェクトメンバーが立ち上がり、誰を講師に呼ぶかの話題になりました。
メンバー全員が、リーダー、サブリーダー含め他の仕事もあるのにと嫌々参加。話もほとんどしません。
そこに、ある社員の方がかねてから自己啓発で学んでいた講師を呼ぼうと提案があったそうです。
その講師は有名な方でしたが、その会社の方向性とは真逆の話だったので、まったくチーム内では理解されません。
講師が会社の近くでセミナーやっていて、その見学も提案してくれたそうですが、リーダーが冒頭だけ参加で、だれも参加する人はいません。
そして、セミナー当日。
用事や仕事を理由に遅れてくるチームメンバーの中
講師の迎え、食事も一人で担当し、セミナー司会、マイクフォローもしながら、蓋をあけると、その講師の研修は大好評で、社員のひとりひとりの目の色が変わるほどだったといいます。
結局、懇親会ではお酒ものまず自分の車で送迎し、お土産も自分の知り合いだからと自分で用意されたとか。
結局、最後まで、その動いた社員にフォローするチームのメンバーはいなかったそです。
これを聞いて、ふと先にあげた言葉を思い出しました。
「人間関係は、私たちが何者であるか、そして、私たちがなり得るものを定める一助となる。
私たちの多くは、自分の成功を遡れば、そこに人間関係があることが分かる。」
この社員は会社、チーム、講師との間に人間関係を構築しようとされていたんだろうなぁ。
しかし、リーダーを筆頭にチームは人間関係を切り裂く行動をとっていたということです。
こちらも松下幸之助氏の言葉です。
不況の風が吹き、不景気の波が押し寄せるという情況に世間があるときには、それぞれの会社も何らかの形で、その影響を受けないわけにはいきません。
ただそんなときに一番大切なことは、全員の冷静な判断と力強い協力だと思います。
船長が沈着に針路を誤たず、船員が冷静に協力を惜しまなければ、その船はどんな嵐にあっても着々と進んでいくでしょう。
それを、それぞれが慌てて勝手な判断をし、勝手な振舞をしたならば、それがたとえ善意から出たものであっても、船の前進は望めません。
不況、困難なときこそ、“和親一致の精神”が一番に求められるのです。
人間関係を結べない行動をとれば、
切り裂くような行動をとれば、どうなるでしょう?
自分の生活にあてはめて考えてもいいのかなとご紹介させていただきました。
これをお読みのみなさんは、是非、人間関係を上手に築き、豊かな生活につなげていっていただけたらと思います!
世界1800万人が受けているストレングスファインダー。
強みを使うことにフォーカスする人々は生活の質が向上する確率が3倍上がり
仕事に積極的に取り組む確率が6倍上がるとGallupのデータで明らかになっています。