徳川幕府に学ぶ300年続く組織とは

今、新しい時代にまさに入ろうとしています。時代には節目というものが歴史を見ているとあることに気づかれるのではないでしょうか?

最近ではバブルなんかもひとつの節目ですし、昭和から平成に変わるというのも大きな節目。そして今年はいよいよまた新たな節目を迎えるわけです。

私達の働く環境も昭和は紙主体だったのが、平成はインターネットの普及が進みエクセルやパワーポイントが一般化し、新しい時代はさらに電子の領域が拡大するでしょう。

かつて人力車の車夫が、新しい時代に入って、「俺たちどうすればいいんだ?」と聞いたそうですが、我々も働き方について、常に先を見る力も必要になってくる気がします。

そうは言っても働く現場の状況は?

さて、そうは言っても、日本も北から南に長い。狭い国土と言っても世界や日本全国相手に商売しているところと、特定の地域だけで商売している企業とでは人事労務に対する姿勢が全然違っている。

トヨタやソフトバンクのような大企業が一方にあり、もう一方は中小零細企業がある。

僕は5年厚生労働省の労働基準監督署で勤務し、3年は労働局の雇用環境均等室というところにいたので約10年弱ずっと世の中の働き方について見てきたという背景があるので、そこから見れば、中小零細はほとんど法令に追いつけていないというのが実情だと見ています。

かたや大企業で勤務されていた方の実情を聞くに、すごく充実した管理がされている。

もちろん中には中小企業でも、大企業並みにされているところはあるのだろうが、あくまでも自分が見た事実での話をしています。

とは言え、現場は必死なのです

そして、大抵社長が自ら現場に入って陣頭指揮をとって、がんばっている。必死に経営されている姿はすばらしいといつも思います。

しかし、叩き上げてきた社長ほど、社員が増えてきたのに自らが楽にならないとか、社員にもっとパフォーマンスを上げてほしいとか思われているのが話しの端々に出ているのです。

100年企業になるために

僕は歴史が好きなので、世界史も日本史もよく読むのですけれど、長期政権と言われる中国なら唐王朝、明王朝や日本なら約300年の太平を築いた徳川幕府。それら成功の秘訣は1にも2にも組織の仕組みづくりなのだろうなと思います。

ちゃんと恩賞を出せないリーダーは離反されます(笑)。戦国時代なら寝首を掻かれます。

豊臣秀吉がすごいのは、人心を掌握する天才だったこと。しかし、それ以上に時代は徳川家康の人たらしと仕組みづくりの力に味方をした。だから300年近い屋台が崩れなかったというわけなのです。

まとめ

未来はだれにも分からないけれど、過去には人が失敗してきた材料が歴史として山程残っているので、まずは会社の存亡を賭けるなら本を読んで研究されることをオススメいたします。

その上で、仕組みとして整備すべきものは整備していく。

人心も仕組みも整える。それが未来につづく鍵なのではないでしょうか?

いつでもご相談には乗らせていただきますので、またお問い合わせ下さい。

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