戦国時代は人のココロも荒れていた時代ですが、江戸時代になると道徳教育が盛んになります。
西郷隆盛や吉田松陰も学ぶことになる陽明学。
中国から輸入された思想は、中江藤樹から広がっていきます。
今日は、滋賀にあります藤樹神社をご紹介しましょう。
藤樹神社 基本情報
- 神社名 藤樹神社
- ご祭神 中江藤樹
- 創建 大正11年
- 住所 滋賀県高島市安曇川町上小川69
- 駐車場 あり
- 入場料 無料
- ウエブサイト http://www.shiga-jinjacho.jp/ycBBS/Board.cgi/02_jinja_db/db/ycDB_02jinja-pc-detail.html?mode:view=1&view:oid=1392
藤樹神社 地図とアクセス
最寄り駅はJR安曇川駅になります。そこからバスかタクシー。
やはり何かと自家用が便利です。
藤樹神社 当日の様子
やってきました藤樹神社。
かつてはこの神社、各地の学校の生徒が模範とするべく、教育の一貫で先生に、引率されて参拝に来ていたそうです。
代表的日本人とも言われる中江藤樹。
何がスゴイか。
40代で亡くなるのですが、陽明学を発見し後世に伝えたことがあり、戦国時代で荒んだ人々のココロの教育を行う端緒となったのは大きいのではないでしょうか。
戦前まで続いた中江藤樹の教えは、アメリカに軍国教育につながると否定されて今日に至りますが、何がダメなのかをキチンと議論する必要があるように思えます。
日本陽明学の開祖と石碑にも刻まれております。
中江藤樹は、この地で生まれ、祖父に従い米子や大須で主君に仕えます。
江戸時代は大名があちこち配置換えが行われたので大変。のちに、故郷の母が心配になり、脱藩。以降、民衆教化、のちの世の中の土台を作る人となるのです。
もともとはお寺がこの地にあったようです。
しかし、信長の頃に燃えたのだとか。
この木はずっと残ってるもので、御神木となっています。
常駐の神主さんはいませんが、キレイに清掃されています。
敷地内に博物館もありますので、併せて見学されてはいかがでしょうか。
あとがき
親孝行の模範とされ、数々の教育のモデルとされた中江藤樹の話を現地で聞きいてみると、とても勉強になります。
親孝行とは何か?
かつての日本人はどう考えていたのか?
そんな空気感に是非触れてみてください。