京都祇園
そもそも松飾りをやっている家庭が少なくなっているが、日本人として大事だと思うので、記録したいと思います。
そもそも松飾りって?
福をもたらす歳神様が、飾る人の家に来てもらえるように目印としての役目があります。
松を目印にやって来て、鏡餅に宿って過ごされるのだとか。
歴史的には平安時代の頃から記録があるのだそうだ。
和歌山 青岸渡寺
松飾りはいつ飾るの?
12月29日は「苦を待つ」ということで避けたほうがよくて、31日は一夜飾りで、神様をお迎えするには失礼なので避ける。
その他諸説あるだろうが、28日が無難だろう。
和歌山 青岸渡寺本堂
松飾りはいつ外すの?
京都祇園
松飾りを片付けるのは、元々は1月15日とされていて、20日に鏡開きをする。
歳神様の霊力が宿った鏡餅をいただき、新しい活力を得られるというものだ。
ただ、江戸時代に将軍様の亡くなった日なんかの関係で、1月7日に片付けるということにしたそうだが、7日が定着したのは関東の一部だとか。
竹を斜めに切るのは、武田信玄に敗れた徳川家康が、武田にのちに勝ったということを示す狙いがあったとか。
江戸城の門という門に徳川式の門松を置いたところ、諸大名がそれぞれの国で広めたのだそうだ。
姫路 圓教寺
まとめ
正月飾りは12月28日。
撤収は関東1月7日。それ以外1月15日。
詳細は各地域の風習などご確認下さい。
これで、今年の年末はバッチリですね。
ちなみにアイキャッチは華道の家元池坊のものです。