働くと言えば都会だと、若い人はみんな行ってしまう。
地方にいるのはお年寄りばかりだ。
かつては春になると、村人が総出で田を起こし、田植えの準備に入る光景が日本のあちらこちらで見れた。
しかし、人は次々と町へ出ていき、広大な土地と年寄りだけが残された。
機械化されたと言うが、機械を買うのも維持していくにも大変だ。
農地も平地ならまだしも、山間部ではひと手間もふた手間もかかる。
そして大変だからと、どんどん田を作る人がいなくなっているわけだ。
上の動画もかつては美しい棚田であったはず。
実際の耕作地はわずかでしかないのだ。
また、かつては村の鎮守と信仰を受けてきた神社やお寺。
今でも、近所の人の草抜きが頼り。
それが、高齢化した村ではままならず、どんどん荒廃しているのが実情。
先日もおばあさんが一人で草抜きされていて、そんな話を聞き少しお手伝いさせていただいたのだ。
都会にいると気づかないと思います。
僕は、テレビ業界にいた頃から各地を見て来ました。
最近特に荒れてきたと思います。
美しい日本は、旧東海道や中仙道など街道沿いにたくさん残っています。
これらを朽ちさせてしまうのか、どうなのか。
みなさんの心に問うていただきたい。
そんな風に考えています。