比叡山延暦寺の開祖、伝教大師最澄の一族が住んだと伝えられている場所の紹介です。
日本の仏教の母山と言われる延暦寺。
その最初を歩みだしたのは当時19歳の最澄でした。
せっかく奈良から僧侶になる資格を得たわずか3か月後の出来事。
その頃は誰でも僧侶になれる訳ではなく、全国で割り当てがあり、例えば滋賀の国分寺は10数人という程度しかなれません。
しかも、毎年試験があるわけでもなく、亡くなったりしないと欠員がでない。
そこを若くしてなったのだから、我々が思っている以上にすごいことなのだとだ。
それを、いとも簡単に手放して自分で一からやろうというのだから、よほど強い信念があったのですね。
今後調査されたら何が分かるか楽しみです。
小高い丘の上にあります。
大きい石碑が真ん中にあり、周りはお地蔵さんがいっぱいありました。
比叡山は誰でも拝めば極楽に行けるという地蔵信仰の発祥地なので、いろんなところでお地蔵はいます。
しかし、どれだけ時間をかけたら彫れるのだろうと想像してしまいます。
奥の山が比叡山。
この地から拝んでいたのでしょうか。
すごくいい気を感じる心地のよい場所でした。