本を読むということはどういうことなんだろうか?
楽しみのため?気分転換??自己啓発?感動したい?いろんな考えに触れられるから?暇つぶし?趣味?教養のため?資格のため?など目的も様々あるのでしょう。
その中でも自分が大事だと思っていることについて考えてみました。
学ぶということ
何かを学ぼうとすること
これは素晴らしいものだということは異論がないところだと思います。
そして学ぶにもいろんなやり方があるのも異論がないところでしょう。
しかし、学ぼうとするにも自分で山に入り滝に打たれて見出だすという学習、いわば実体験に基づく経験値で見いだせることはたかが知れてます。
人に与えられた時間は一日24時間しかない。
一年は365日とみんな同じだ。
分身の術を使いたいが、そんなことできない。
ではどうするか?
本を読むことは分身の術
そこで、本のスゴさがあると思うのですが、本は誰かの経験値を書いてくれてあります。
こうするのだ、ああするのだと。
昔で言えば、秘伝として隠されているような体験、経験が本には書かれているわけです。
自分の人生は一度ですが、本を通せば、何人もの人生を疑似体験することができる。
そして、歴史を遡って学べば、2000年以上も前のことでも、疑似体験することが可能なのです。
本を通せば、
古代マケドニアのアレクサンドロス大王に戦略とは何かを学びに行くこともできる
孔子や孟子や老子に人の道について尋ねることもできる
マザー・テレサに本当の愛についても問いかけることができる
力道山に男らしさを教えてもらうこともできる
そしてスティーブジョブズに、クリエイティブな社会について質問することができる
もちろん今、生きている人の本もさまざまなことを教えてくれる。
この秘伝を使わない手はないと思うのです。
さらに言えば、昔の人の話は古臭いという考えは、海を人類の歴史に例えると、海面近くの浅い知恵でしかありません。
人類は歴史があるから深いのです。あなたにも子供のころがあったように人類も子供の頃がありました。子供の時代を知らないということは、今を理解できないことになるのです。
自分が知りたいことは身近にある
ある飲食店の経営者の方が話してくれたことなのですが
その方が、お店に来られたお客さんに話しかけられ
「最近、何か儲かる話ない?」と尋ねられたそうです。
以下はそのやりとり。
経営者「アメリカのウォーレンバフェットの本が良かったですよ」
客「聞いてるのは儲かる話や。忙しいのに外国人の本みたいなもの読んでられるかい!」
経営者「。。。。。。」
いかがでしょう?
ちなみにウォーレン・バフェットは、世界一の投資家であり、億万長者であり、儲け方を世界中の誰よりも知っている人だったのです。
僕の尊敬する人は皆読書家だった
10代に出会った司馬遼太郎氏は蔵書4万冊
20代に出会った本田直之氏はレバレッジ・リーディングを書き、多読を推奨
同じく20代に出会った勝間和代氏からは、気になったらどんどん読んでしまってもやもやを無くそうと教えてもらい、また、フォトリーディングに
そして会ったことはないけれど、尊敬する人物として
元英国首相ウィンストン・チャーチルは読んだ本が生涯5000冊で蔵書8万冊
幕末の吉田松陰、佐藤一斎、西郷隆盛なども多読であった。
まとめ
人の読書の目的はバラバラ。自由でいいと思います。ただ、付け足しで思うのは読書が好きになるとネットサーフィンするように本が読める。多読はネットのフェイクニュースではなく、実名の情報を自由に泳げることになるのです。
学ぶことはいいことだけれど、身は一つ。だったら他の人の知恵をもらおうじゃないか。
最近の本だけでなく、歴史をさかのぼってみるといいかも。
案外身近に本当に知りたい話ってあったりするもの。それを逃さないようにしよう。
自分の憧れる人や尊敬する人がどんな本の読み方をしていたか知ると、少しそんな人物に近づける気がする。
いかがでしたでしょうか?毎日、知識の補給なしに生きるのもその人次第。補給して生きるのもその人次第だと考えています。忙しいから読まないというのも一つの選択ですし、忙しくても読むというのも一つの選択です。皆さんなりの良い本との関わりをしていただけたらと思います。