先月から、陽明学の当代随一と言われる福岡女学院大学名誉教授の難波征男先生から体系的に陽明学の根本思想について学んでいます。
社会保険労務士の日比野さんを中心にやられている講座なんですが、日比野さんはストレングスファインダーで言うところの「着想」がある可能性が大。超アイデアマンで人を飽きさせない。この講座もそうですけれど、色々な活動をされている方です。
受講生は、主催が日比野さんなので社会保険労務士が多いけれど、税理士さんや一般企業の経営者もいるという感じ。
全体的に言えることは、参加者の方々の意識が高い。
皆さん、通常業務以外に本書いたり、講演したりと超多忙な方ばかりだけれども、全国各地から、なぜ学びにくるのかを考えた時に思いついたのが、「何を、誰から、誰と学ぶのか」が大事ということ。
本当にピンキリで色々講座はあるけれど、人物が集まるからにはわけがあるからに違いない。
僕なんかは、ストレングスファインダーの学習欲が発動しまくりで、興味があちこちにあるだけだけれど、他の方を俯瞰的に見ていると、そのように感じました。
そこで陽明学とは何かなのですが、正直奥が深すぎて説明が難しいのですけれど、心理学といえば類型に分けての他者理解やコントロールなど西洋の考え方が今は多いかと思うのですが、陽明学は、自分にとって良い心の状態の実践方法が説かれていて、中国の孟子の「人は生まれつき悪い人はいない」という性善説の流れの中にある考え方なのです。
この考えが、ストレングスファインダーの考えと繋がり、西洋と東洋の橋がかかり、自分の中では興奮している状況でやばいです。
あと、よく朱子学と比較されるのですが、日本で言えば朱子学は四書五経という書物をひたすら穴が開くほど読めという、修行につぐ修行を求めた考え方で、江戸時代の幕府の中心思想。
これに対して、陽明学の主題は「楽しんで以って憂を忘るとは、是れ聖人の道此の如くにして、眞に戚む時有る無きなり」。と悩みや不安がある時は何をしてもいいから、やりたいことをやって楽しもうというというもので、もちろん人に迷惑をかけるのはダメだが、こだわらずに自分を見つけてどんどんやろう。一番いけないことは、やりたいと思っているのに、人はどうだとかと言ってやらないこと。として、江戸期の支配階級以外に広まったと云われています。
佐藤一斎、西郷隆盛、吉田松陰、高杉晋作、山田方谷、河井継之助、渋沢栄一、昭和の時代
最近では、本家中国でも陽明学の見直しが始まっていて、習近平国家主席の指導により大気汚染問題など人民のモラルを改善しようと、国家をあげて導入する動きがあり、難波先生からお聞きするその中国での以前での対応の違いなど、現在進行形の話なので、時代は動いているのだなぁと感じています。
また、情報更新を続けていきますのでどうぞよろしくお願いします。
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