11月17日の日記。
陽明学を日本の第一人者難波先生から学んでおります。
社会保険労務士、税理士、経営者、コンサルタントなど全国から東京に集まってくるのです。
僕としては、何でも見たい知りたいの最上思考と学習欲が発動しっぱなしなので、気になることは世界中どこでも行ってきたし、これからも行くつもり。
バイタリティとかそんなもんじゃなくて、自分にとっては普通と考えています。
今までの経験上、タイのバンコクまでは近所で、ガンジス川越えたら遠いという感覚(笑)。
そんな感じでよろしくお願いします。
ちなみに陽明学というのは、中国の明の時代の思想。
王陽明という人の考え方で、当時は陽明学とも言わず心学と呼ばれていたそうです。
この陽明さん。思想家なのですが、中国の超難関試験科挙を合格した俊英で、軍隊も率いれば、連戦連勝。意外と武闘派な人。
陽明学と出て、よく比較されるのが朱子学で、これは陽明学の前の時代の思想。
考えたのは朱熹さんで、このひとも科挙に合格した俊英。
ただ四書五経(儒教の経書の中で特に重要とされる四書と五経の総称)を精読し目で穴が抜くほど読めという考えでした。
これに対して陽明学は、朱子学の読むだけではなく、実践的な思想を展開。
日本においては、朱子学は、江戸時代に徳川幕府が奨励し、ただ本を読んでおけというところを利用して政治に使われ、陽明学は江戸時代も禁止はされなかったものの、幕末や明治の激動期に爆発的パワーを持つ思想として使われました。
中江藤樹、熊沢蕃山、佐藤一斎、吉田松陰、高杉晋作、西郷隆盛、河井継之助、佐久間象山、大塩平八郎、山田方谷、岩崎弥太郎 、渋沢栄一 、広瀬武夫 、東郷平八郎 、奥宮健之、幸徳秋水、富岡鉄斎 、三島由紀夫 などが有名です。
前置きが長くなりましたが、知らない人が多いと思うので、書かせていただきました。
そこで、今、世の中を見ていると、なんとなく生きている人が多いと感じております。電車やバス、乗っている人を見ていると、心ここにあらずという光景を感じています。
しかし、これは今にはじまった話ではなく、孟子、王陽明、佐藤一斎、吉田松陰などの言葉、書物を見ても、人類永遠のテーマだとわかってきました。
そこで、ただ憂いているだけではなく、知ったからには行動する知行合一が陽明学。体が勝手にどんどん活動させて行くのを感じています。
ストレングスファインダーの考えと、共通しているなぁと思うところも多く、西洋東洋と考えの幅が広がったので、すごく納得感が高くなっています。
世の中の人が、自分に気づき、人のため、世のためを思える社会を作ることができれば、これほど素晴らしいものはないのかなと思うのです。
今のテーマは、私はパート、アルバイトと言って周りのテンションを下げるマインドの撲滅です。
自分が関わる組織は、三方良しであって欲しい。
なので、パート、アルバイトという生き方でも、主体的な人であって欲しい。
他人まかせの社会より、自分にまかせろ。
そんな会社や社会を今は作るぞと考えています。