サッカー王国は一日にしてならず。我も同じ。

すごくストレングス・ファインダー的な話だと思ったのでシェアしておきたいと思います。

 

 

今でこそサッカー王国と言われているブラジル。

カナリア軍団の異名で、ネイマールなどの活躍も誰もが聞くところだ。

その王国も一日でなったわけでは当然無かった。

 

かつてはワールドカップに参戦するものの、サッカーの本場欧州勢の高い壁にいつも阻まれることが何年もつづき、サッカーのシステムを欧州式にしたこともあったとか。

しかし、鮮やかな個人技で知られているようなサッカーから急に別のやり方を押し付けられたところで、全然浸透していかない。

 

のちにサッカーの神様と呼ばれるペレがちょうどこのころにサッカーを始めるも、家は貧しかったので、ブラジルではそこかしこでなっているマンゴーの実をボールの代わりにして練習したのだそうだ。

 

そもそもブラジル人はヨーロッパから移住してきた人もいるが、アフリカから奴隷として連れてこられた黒人もいて、黒人たちは抑圧から逃れる術として、ブラジル武術のカポエラを広めていく。水が染み渡るように何年もかけて広がっていくカポエラがサッカーにおいて応用され、個人技として進化するのだが、ペレが若手の頃はまだ手品とみなされる域を越えなかった。

 

ペレのお父さんも、プロのサッカー選手だったが、自分の得意とするサッカーを異端として封印し、信じきれなかったことで結果を出せなくなり、膝を故障して引退し極貧となるも、息子ペレには自分のサッカーのスタイルを信じることを伝える。

 

その後、最年少でブラジル代表に選ばれたペレとチームは、なんとか欧州スタイルで戦うも薄氷を滑る危うさでかろうじて勝ちを重ねていく。

 

その中でチームは、国からのプレッシャーと開催地からの偏見、自分たちのサッカースタイルの迷いから、ギリギリのところまで追い込まれてしまいます。

 

そこで、選手たちが思い出したのは、昔からやってきた自分たちのサッカー。路地裏でやってきたような遊び心と華麗さを兼ね備えたサッカー。

 

俺たちはブラジル人だ。そして祖先から受け継いだカポエラのリズムこそ我らだと確信に変わった時に今おなじみのプレースタイルが確立。それがワールドカップの優勝に繋がる。

 

 

やはり、どの国も歴史や地理的な位置、国民性など複雑なものがあり、他の国のやり方まる写しというのではうまくいかないもの。いかに自分たちにとってフィットするものかが重要だと思います。

 

日常でもそうですけど、ある人にフィットしたやり方がまた別の人にも合うとは限らない。だから、自分のしっくりくるものを徹底的にさぐるようなことって大事。

 

日本も徐々にサッカーのレベルが上っているのも、きちんとした積み重ねでフィットしたものになってきているからかもしれませんね。

 

 

着想はこの作品からです。よかったら是非ご覧になってみてくださいね。

 

 

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