人生とは果敢なる冒険かつまらぬ物のどちらか。
そのようにヘレンケラーは言っている。
まさにその通りだと思う。
あなたの人生はどっちだろうか?
今回はストレングス的な生き方について書いてみようと思う。
誰もが気づいていること
幼い頃、何も知らずに将来何になりたいか書きなさいと言われ書いたが、正直何が自分に向いているのか見当もつかなかった。
友人たちは、さっさと進路を決めていくが、僕には将来が見えていなかった。
まるで深い霧の中にいるような気持ちだった。
しかし、学生生活を続けていると、不思議とあいつはこれが得意、こいつはこれが得意とわかってくるもので、みんな同じではない、それぞれが異なる強みを持っていることに気がつくのだ。
例えば兄妹で言えば、僕の妹は2人いて、1人はとんでもなく絵が上手で、もう1人は料理が上手で、妹ながらこれは敵わないなと思っていた。
もちろん僕にも強みはあり、走るのが速くすばしっこいというのがあった。
しかし、自分よりも速く走るという人もいて、正直別の強みを探していたような状態で、霧が晴れるのは大学に入るまで待たなければいけなかったのだ。
このように程度の違いはあれど、誰もが同じであったと思う。
自然と惹きつけられる学問も中にはあったことだろう。
僕は歴史がとりわけ好きだったのだが、勉強以外にも部活を頑張った人、スポーツを頑張った人、他にも色々「好きだ」という感覚が沸き起こってきたことがあったのではないだろうか?
その「好きだ」という感覚が沸き起こった時に、体が熱くなったはずなのだ。
そして、自分の中には何かある。
幸せになれる可能性をそこに気づいていたはずなのだ。
10人に2人
ストレングスファインダーの「さあ、才能に目覚めよう」という本の中にもあるように、自分の強みを発揮できているのは、10人中2人。
そこで、今のあなたはどうだろうか?
自分の強みを発揮できているだろうか?
ワクワクして月曜の朝を迎えているだろうか?
これを読んでいる人の年齢によって意見は色々あるだろうが、ほとんどの人が自分の強みを活かせずに暮らしているのだ。
今までもいろんな人を見てきたが、強みに生きている人は、目が輝き、自信に溢れているものだ。
次々と挑戦を続け、何かを達成すると誰かが褒めてくれる。自分しかできないことを追求しているだけなのに、お金がどんどん入ってくる。
もしも、あなたがそういう生活を望むならば、この2人に入らないといけない。
今ある自分は誰のせい?
僕はストレングスコーチになって以来3年になるが、事あるごとに強みを土台にした生き方をあちこちで勧めている。
日本にストレングスファインダーが入ったのは西暦2000年ごろで、20年も経つのだけれど、都会の人については、とりわけ東京だけが認知度が高く、地方に行けば行くほど、知られてはいないというのが、僕自身の肌感覚だ。
未だ、士農工商があるかのように、縦割りで談合とか閉鎖的イメージのある日本。
多くの人が、いまさら何をしても変わらないと言うのだ。
しかし辛抱しろ辛抱しろと言うのが美徳だった日本の社会も、物質的に豊かになり、目指すものがなくなった現在、価値観が再構築されているようだ。
ましてや、この新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっている事で、人は命とか自分とか人生について、見直しがかなり進んでいるのだ。
そして、かつて熱いものを感じたことも思い出し、答えは自分の中にあることもわかってきている。
つまり今の状況を作ったのも自分であり、未来を作り上げるのも自分なのだ。
最後に
最後にもう一度この言葉を噛み締めていただきたい。
Life is either a daring adventure or nothing. – Helen Keller
人生とは果敢なる冒険かつまらぬ物のどちらかだ