2006年、僕は一冊の本に出会った。
「3週間続ければ一生が変わる」ロビン・シャーマさんの本だ。
元弁護士で現在はコーチ。
自己発見に関する世界最高の権威と言われている人なのです。
この人が勧める101もの習慣。
おそらく当時は全くできていなかったはずです。
少しは成長しているのだろうか?
久しぶりに読んだのでしっかり点検していきたい。
今回は最終回100と101をご紹介していきます。
100 今日を最期の日のように生きる
おそらくこれを読む人の99パーセントが明日何もなく目を開ければ朝がやってくると思い込んでいることでしょう。
しかし、そんなことは誰にも本来言い切れるものではありません。
このポジテイブさこそ人間の特徴とも言えるところでしょう。
ポジティブゆえに、先延ばし先延ばしをして結局は何も成し遂げることができずに、年を重ねていきます。
そしてこういうのです。
「そんなことできるはずがない」。
ポジティブに生き、言い訳に生きるようにして自分を納得させようとするのです。
でも、いいですか?
人生は一回なのですよ。
本当にそれでいいのでしょうか?
その一歩が踏み込めなかった人生を老境に悔やむことほど辛いことはないのでしょうか?
日々、自分は死ぬべき運命にあると考えることは、このような後悔を防ぐには最適の人類の英知だと思います。
今から死ぬまでにやるべきリストを作りましょう。
そして実行するのです。
人はいつかは死にます。
だから死ぬ気でやれるのです。
101 自分の人生に目標を掲げる
私たちは、それぞれ必死に生きてはいると思うのです。
勉強し、仕事をし、お金を稼ぎ生きていくわけですけど、社会の期待に応えようとするあまり、本当に大切な自分の子供の様子をほとんど仕事のために見ることなしに過ごします。
そして、そのことに何の疑問も持たない。
そういうもんなんだという社会の圧力の奴隷になって過ごしているのです。
四六時中会うことを犠牲にして、いい学校に子供を入れるために働くということが本当に幸せなのかどうか、他所を見るのではなく自問する必要があるでしょう。
幸せというものは、物質的に豊かになることでしょうか?
物質的なものは手に入れたら、それでおしまいです。
むしろ精神的な状態の方が大切で、自分で幸せを作り出すことが可能なのです。
人生を足し算ではなく、引き算と考えてみる。
あれも欲しいこれも欲しいというのではなく、これはいらない、あれもいらないとどんどんと心のガラクタを整理しきったところに、あなたの人生の本当の意味が顔を出すことでしょう。
その人生の意味を知って生きるのと、ただお金を稼いで生きるのと、どちらがいいか分かるでしょう。
それでは最後に、以下の文を何度も読んでいただきたい。
聡明なる皆さんであれば、きっと何かを掴めることでしょう。
みずからが偉大と認める目的のために自分が使われること、それこそが人生の喜びである。世界は自分を幸せにする努力を怠っているという、病的な熱に浮かれた自己中心的な愚か者になるのではなく、自然の中の真の力にならなければならない。私は、自分の人生は社会全体のものであると考えている。そして、私が生きている限り、出来るだけのことをするのは私の特権である。
私は完全に使い果たされて死にたい。働けば働くほど、生きていると実感できるのだから。私は人生そのものを楽しむ。私にとって、人生は儚いロウソクのようなものではない。むしろ、ほんの一瞬だけ掲げていなければならない大きな松明であり、私はその火をできる限り明るく燃やし続けて、、次の世代に渡すのだ。
バーナード・ショー
最後に
何回かに分けてきた今回の読書紹介ですけど、改めて自分が一番勉強になったと思います。
大抵の人は、本も読むことはしません。
本も読まないから、暗闇の中を歩いていくようなものです。
また、本を読んだとしても、一冊を数ヶ月もかけて、薄く読むことから、これまた身につかないということになります。
一気に深読みし、このように書いて自分に擦り込む。
昔の勉強も書いて書いてしないと頭に入らなかったのと同じです。
善く生きるには工夫も必要だと私は考えています。
少しでも、あなたのより良い人生のためにお役に立てたのなら幸いです。
最後までお付き合いありがとうございました。