下鴨・上賀茂・松尾大社と並び 平安京の7つの祓所のひとつ 佐久奈度神社

ここは京都と伊勢神宮との間にあり、神官がカラダを清め、そして伊勢や京都に向かうという場所。

また、神主さんが唱える祝詞のルーツもここで生まれたと言われています。

早速ご紹介しよう。

佐久奈度神社 基本情報

  • 神社名 佐久奈度神社
  • 創建 669年
  • 御祭神 瀬織津姫命 速秋津姫命 気吹戸主命 速佐須良姫
  • 住所 滋賀県大津市中一丁目2-1
  • ウエブサイト 一応あり http://sakunado.jp/

佐久奈度神社 地図とアクセス

電車とかはなく、車かバスになります。石山駅からバスで30分。大石小学校前下車。

ご由緒

 ウエブサイトより引用。

佐久奈度神社は天智天皇御宇8年 勅願により中臣朝臣金連が当地において、祓 を創し祓戸大神四柱を奉祀した。当地は八張口、桜谷と呼ばれ、天下の祓所として 著名で、大七瀬の祓所のひとつである。


 文徳実録に「仁寿元年六月甲寅、詔以近江国散久難度神列於明神」とあって、仁寿元年名神に列した。


  三代実録には「貞観元年正月二十七日奉授近江国佐久奈度神 従五位上」と見えて、貞観元年に従五位上の神階を授けられ、延喜式神名帳では名 神大社に列するなど当地方の名社であった。


 以来朝野の崇敬厚く後白河上皇は社領を加え寄進されたことが社記にみえ、豊臣家臣渡辺勘左衛門、膳所藩主本多康俊、石川忠総などからも社領が寄進されている。


 又、「忠臣蔵」で有名な大石良雄の曽祖父良勝が武運長久を祈って奉納した絵馬 が残っている。大石家は当地の出であり、良勝は赤穂浅野家にはじめて仕えた人で ある。


 現境内地は昭和39年に下流の天ヶ瀬ダム建設に伴い旧境内地が水没地となり移転したものである。

当日の様子

やってきました佐久奈度神社。

もとはもっと低い位置に社殿があったのを、ダム建設で水に浸かるということで移動。

境内にあった木も切ったのだけど、再び元気になってきたので保存してるということが書かれています。

瀬田川という琵琶湖から唯一流れ出る川のすぐそばにあります。

ここは大石内蔵助の一族が出た大石という集落。

古来から、京都から信楽を通り伊勢に抜ける道だったそうだ。

ちょうど太陽が逆光気味でとても気持ちよく鳥居を潜る。

瀬織津姫が主神というのはとても珍しい。

大抵、別の主神がいて、境内の隅にひっそりと社殿が置かれるパターンが多い瀬織津姫。

イメージとしては、川の神様で龍神さまだ。

手水舎

入口に近い所に八幡神社と稲荷神社。

気持ちのいい青空です。

本殿になります。

素晴らしい雰囲気に満ち満ちておりました。

敏鎌神社と焼鎌神社。

勉強不足でよく分からないので、また調べます。

本殿の横にあるということは、お守りしていた一族か、はたまた何かというところでしょうか。

社務所です。

捨てられたわんこを飼われているのですが、とてもお利口さんなのです。

店番してます。

人を恨まず。人懐っこい素晴らしいワンちゃんです。

神々しい中、神事がはじまります。

この突き出た部分に神職が立ち、祝詞を唱えます。

携帯の動画で申し訳ないのですが、よかったらどうぞ。

すごい神社なのに人がおらん。

なんとかしないとの気持ちがあります。

この国の素晴らしさを、理解したいものです。

神事が終わり皆さんと、本殿で参拝し、終了です。

https://strengthsfinder-coaching.com/wp-content/uploads/2020/08/wp-1596800314098.mp4

そしてこの動画をご覧ください。

あの青空が一転し、大雨です。

まさに神業というところでしょうか。

本当におどろきました。

そして、梅雨の時期の大増水の様子。これもさらっとどうぞ。

普段は、このあたりは川底が見えています。

そういうわけで、最後までお付き合いいただきありがとうございます。

ご質問などございましたらコメントいただければと思います。

ついでにもう一本いかがでしょうか?

以下の神社はそれぞれ平安京の七つの祓所の一つです

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