一週間ほどかけてイチロー選手についての本を読んでみました。
オリックス時代に、宮古島のキャンプ取材で会ってはいたのですけれど、改めてすごいひとなんだなと思わずにはいられませんでした。
読みながらこの人何の資質があるのだろうかと追っていきます。
まず、高校球児でもあったお父さんの視点で言えば、幼い頃から頑固だったそうで、言い換えれば非常に生真面目な少年だったのでしょう。
小学生の頃から、プロ野球選手に憧れ、「ドラフト1位」を目標に野球に取り組みます。
年間363日はバッティングセンターに通っていたのは「達成欲」、「目標志向」だろう。
この頃から愚直にできる姿勢は今に続く。
ところで、イチローは運動神経だけでなく頭も良い。
成績は常にオール5なのだ。
中学時代は東大も狙えると言われていたが、野球でいきますと愛工大名電に入る。
頭が筋肉ではないので「分析能力」が高い。だからフォームを自己調整できるのだ。
当初はピッチャーだったイチローが野手になったのは高校時代で、交通事故に巻き込まれて1ヶ月半松葉杖生活。
監督から野手転向を告げられたが、素直に受け入れる。
ひきずらないところは「ポジティブ」の現れだろう。
将来の夢は中日ドラゴンズのユニフォームを着ることであったが、指名してくれたのはオリックスだけであった。
そのスカウトは事件で自ら命を絶ってしまうが、毎シーズン終わると、神戸港の見える丘に立つ墓前に弓子夫人と報告に訪れるのだとか。「運命志向」
いつも自分に厳しいイチローだけれど、成績の良かったイチローは学校の先生との関係もすごく良く、野球部の監督やオリックス時代のオーナーとの関係も抜群。交渉上手なのか「社交性」や「親密性」、「戦略性」も見えてきます。
普段、イチローは球場に他の選手が来ていないような5時間前には入って、ランニングやストレッチ、個人の打撃をしたあとに、全体の練習をする。ベンチにはいつも同じところに座り、バットはケースに入れて持ち運び、バッターボックスに入って打つまで全てが一連のルーティーンとして決めたことをこなす。「信念」、「規律性」
バッターボックスに入ってボールを自在に打ち返したあと、イチローはバットを優しくヘッドから置く。「適応性」
メジャーの選手は大抵、派手なアクションでバットを道具として投げるが、イチローはそこもこだわる。「慎重さ」
口癖は、結果はプロセスから生まれると、その過程を大事にするところが「学習欲」の特徴がプンプン
じっとしていられないという言葉からは「最上志向」「活発性」のにおいがする。
しかし、WBCの時の胃潰瘍になるほど自分を追い込むところは「責任感」を感じさせる。
ついでながら、大リーグの選手について、もっと練習すればもっとうまくなるのにと才能を認めているのは「成長促進」を感じているのだなぁと思えた。
最後に、何かに導かれるように走り続けるところは「自己確信」だろう。
もっと精査すればもっと出てくるだろうけど、これだけあらゆる資質を日々使っているところが、凄い。
ほんと驚愕です。