西郷隆盛をビビらせた男、山岡鉄舟

数十万の殺気立った官軍の真っ只中に、徳川幕府の使者一人。着ているものは白装束に白扇一本。

これにより江戸無血開城が成功します。

命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり。この始末に困る人ならでは、艱難(かんなん)を共にして国家の大業は成し得られぬなり。

このように西郷隆盛は言ってますが、まさにこの始末に困る国家の大業を成し遂げた人物が山岡鉄舟なのです。

以前からゆかりの地を訪ねてみたいと思っていたら

車で道に迷っていたら偶然に見つけましたw

有度山山麓の丘上にあるため、富士山を仰ぎ清水港や三保の松原を見渡す眺望がすばらしい。

寺宝に国宝の紙本墨書法華経19巻を蔵します。

永治元年(1141)鳥羽上皇が出家の際に書写したもので、現存する最古の平安時代の装飾経。

残念ながら今は見ることはできません。

しかし、酔った明治天皇とも相撲をとったり、幕臣ながらに誰からも信頼されていた人物の風を感じられただけでも十分。

その昔、清水次郎長という海道一の大親分がいた場所にも近く、大人物の山岡鉄舟とも交流があったとか。

私の車にはカーナビをつけていませんが、昔からテレビの取材で全国ロケしてきて地図を見ながら移動するのが性に合っている気がします。

ナビがあると思ったところだけしかたどり着けませんが、地図だと意外なところに気づいて立ち寄ることも可能なのです。

ガチガチに決めて行くより偶然に見つけるのもいいなぁ。そんな風に今回改めて思いました。

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