12月31日は大晦日、6月30日は大祓 心も体も家も夏仕様で快適に

つい数日前まで夜なんか寒かったものが、湿度と気温がじわじわと上がってきているのを感じています。

寒さは着込めばしのげますけど、暑さはホントこたえます。

それでもご先祖様たちは、工夫して乗りきってきたわけです。

6月30日は大祓。夏の準備は皆さんお済みでしょうか?

うちわは扇ぐものではなかった

夏と言えばうちわ。

これがないともうダメ。

しかし、元々は高貴な人が顔を隠したり、虫を追い払うもので庶民のものではなかったとか。

今では広く普及し、逆にあまり使われていないかも。

是非庶民でも使えるありがたいと思いつつ涼を感じたいものです。

 

建具も衣替え

寒い季節に使っていたふすまや障子を、風を通す葦戸や御簾にします。
湿った高温の空気が建物内に留まると、木材が腐朽しやすくなるそうです。

葦戸や御簾は、室内の空気を多く入れ替えることができるため、建物を腐朽から守る働きをします。

見た目もいいし、昔の人スゴいと思ってしまいます。

 

夏の日差しを防ぐ工夫

建物を見ても、部屋とは別に縁側を作ったりして、外と距離をとったり

障子でもすりガラスでも、光は欲しいが直射はキツすぎるから間接的に採光する工夫。

お寺のお庭を見せてもらう時など、驚かされます。

 

風通しのよい間取り

日本家屋って襖が間仕切りになっていたりします。

そして、全て取り外せば大広間になり

障子も外せば風が吹き抜けていきます。

まさに湿度の高い国でありながら、建立から数百年の建物がある理由です。

そして最後に、建物の周りにもそこに住まう人の工夫とかセンスが垣間見れてとても面白い。

皆さんも、そんないろんな工夫発見したりすれば、また住み方、生き方も変わってくるのではないでしょうか?

 

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