滋賀県にありますわたくしの地元石積みのまち。
1200年以上続く延暦寺に、2000年以上続く日吉の神と歴史ファンにはたまらない。
比叡山延暦寺、日吉大社とありますが、その根本は何だったのか。それが分かるコースです。
さっそくご紹介しよう。
日吉大社から八王子山を越えて横川中道に至る道
JR比叡山坂本駅、もしくは京阪坂本比叡山口駅が最寄りになります。
駅を出発し、日吉の馬場というまっすぐな道を山に向かえば日吉大社になり、その境内を通行し登るルートです。
*日吉大社 (住所滋賀県大津市坂本5丁目5-1-1 077-578-0009) (入場料 大人300円) ウエブサイト http://hiyoshitaisha.jp/。
広大な敷地を管理するためにも必要ですので、3箇所あります料金所でお支払いよろしくお願いいたします。
ましてや、八王子山は古くからの聖地でありますので、くれぐれもゴミなど出さないようにお願いします。
日吉大社から八王子山まで
さて本格的なスタートは日吉大社から。
日吉大社は延暦寺の総鎮守。
お寺と神社は神仏習合時代は一緒にやってきたのです。
日吉大社の社は、北斗七星のような配置になっています。
言い伝えでは、歴史的に延暦寺とも密接な関係があったことから、伝教大師最澄らが中国に渡るときに星を頼りとしたことなどと言われてます。
そしてこちらが八王子山への登り口。
上のお社まで30分弱です。
この山道をお神輿が四月には通ります。
気をつけて足元をご覧いただきたいのですが、比叡山はお地蔵さまがとても多い場所なんです。
石をノミと金槌で削るという途方もない作業を目に思い浮かべて、そっと手を合わせてしまいます。
息を切らせて登っていきます。
普段いかに運動できていないかわかりますよ。
そして、八王子山の頂上付近になると石段が現れます。
ようやく到着です。
この景色を見るだけでも値打ちがありますよ。
ゴミなどは持ち帰るようにしてくださいね。
金大巌(こがねのおおいわ)
こちらが古代の人々が進行してきた磐座。
こがねのおおいわと言います。
お調べいただけばわかりますけど、世界中のインターネットもない古代に、示し合わしたかのように巨石を神と崇めてきたというのが面白い。
そして、休憩後、お社から少し降りたところにある狭い道を通って奥へ進みます。
10分ほど歩けば次の目的地奥総社。
日吉大社の昔の奥宮的な場所と言えるでしょう。
神宮寺というお寺があったところですよという説明書。
地図で一番左の赤い点が現在地で、境内の一番奥にあるという図。
石碑があります。
織田信長の焼き討ちの頃にはもう無かったという調査がありまして、今は再建されてます。
中にはお社がありますので参拝。
さらに奥に進みます。空気が変わる。より清純になるような気がします。
雰囲気をどうぞ
まとめ
この奥宮までならどこにも寄らずに歩けば、駅から一時間ぐらい。
せっかく来たからと見ちゃうので、まあまあかかります。
なにせ日吉大社の境内はとても広い。
その昔は108社ととても多くのお社があったと言われるぐらいのところですので、そんな雰囲気も味わって、坂本も町も併せて散策してみてはいかがでしょうか?
オススメするのは春か秋の晴れた日。
夏も涼しくていいでしょう。
どうせなら晴れの日に来て絶景を見てください。