本を読んだ方がいいか、よく問題になるところなのですけど、自分なりにスッキリした話を聞いたのでご紹介します。
これは、立命館アジア太平洋大学学長の出口治明さんが言われていたことなんです。
なるほどと思いましたので、ブログに書いておこうと思います。
興味のある方はどうぞ。
コンテンツ
質問1 あなたは美味しいご飯とまずいご飯どっちが食べたいか?
一旦、本はまるっきり置いて考えましょう。
まず考えたいのは、美味しいご飯を因数分解したらどうなるのか?
一番簡単な因数分解はいろんな材料を集めておいて、上手に調理することでしょう。
質問2 あなたは素晴らしい人生と辛い人生どっちを送りたいか?
次に同じように、素晴らしい人生を因数分解したらどうなるのか?
人生もいろんな材料を集めておくと、素晴らしい人生を送れる可能性が限りなく高くなる。
材料がなければやりたくても何もできない。
では美味しいご飯を食べ、素晴らしい人生を送るには?
美味しいご飯を食べ、素晴らしい人生を過ごすにはどうしたらいいか。
それには究極には、ご飯も人生も上手に調理することにあります。
実社会においては、上手に自分の頭で考え、上手に言葉を使うことです。
知識があって、考える力が組み合わさればどうなるか?
美味しい人生であり、教養であり、リテラシーであり、イノベーションと言えるでしょう。
ここで、本を読むことの大事が出てくるわけです。
忙しいと知識は後回し、いつも同じ仕事をしてると自分の考える力がつきません。
あなたはムール貝を食べたことがあるか?
ここである食べ物屋さんの話をしたい。
あるラーメン屋さんが、人参とムール貝を組み合わせて野菜そばというのを思いついた。
それが大人気となり、ミシュランにも載るような店となり、素晴らしい人生になった人がいたのだ。
まさにイノベーションが道を開いたわけだ。
イノベーションの作り方
人参もムール貝もラーメンも知っている人は多いが
カギは、いわば既存知の組み合わせだった。
日本中にラーメン屋はあるが、その考えにたどり着いたのは、そのラーメン屋さんだけだったというわけだ。
ちなみに、この既存知の組み合わせは、間が遠ければ遠いほど面白い発想ができるというのが、多くの学者が共通して言っていることであり注目点。
できるだけいろんなことを知っている人が集まった方がアイデアは出やすい。
それは既存知と既存知の間が遠いから、面白くなるのだ。
イノベーションを生もうと思ったら、ダイバーシティーつまり多様性が必要であり自分の頭で考える力が必要なのだ。
したがって、数多くの本に普段から当たれば、これは勝手に手に入るということになる。
まとめ
人は言われてから5秒でやらないもっともらしい理由を考えるというのが、心理学の中では通説だとか。
結論は、本は読むと美味しいご飯が食べられ、素晴らしい人生に繋がる。私はそう考えています。
参考図書
尊敬している出口さんの本です。全部読んでます。まずは一歩踏み出すこと。頑張りましょう。