古事記とは初代天皇と名乗った天武が日本の歴史についてまとめさせたもの

古事記は初めて天皇と名乗った天武天皇が稗田阿礼に命じて作らせたもの。

天皇の退位即位もありますので、自分の国のことは知っておきたいものです。

 

初めて天皇を名乗った天武天皇

ですが、神武からはじまる統治者を全て天皇という位置づけをします。

なぜ、そんなことになったかと言うと、中国文化をどんどん輸入している時代背景があり、それを改めて過去も見直していたわけです。

天武の兄の

天智天皇は中国の唐の文化で国を統治していて、大化の改新した人。

奈良の飛鳥にあった都を、近江に移して都市ごと中国を再現した人なのです。

 

実は、天皇以外は奈良から近江に移るのは面倒だし、反発もあったのですが、それを顧みずにやってしまっていました。

 

そんな空気感を知っていて大海人皇子と言われたのちの天武天皇は、兄の死後

壬申の乱

という国を二分する戦争を起こします。

戦国時代に天下分け目の関が原の合戦がありましたが

それよりはるか昔にも、関ヶ原の地で一大合戦があったのです。

 

最初は苦戦してましたが、空気感としてはみんな奈良に帰りたいと思っていたので

どんどん仲間が増えて最終的に勝利を収めることになります。

 

壬申の乱に勝って、天皇という最高権力の地位に就いた大海人皇子。

さっそく取り掛かったのが近江でやっていた中国の唐風にしてきた文化をいわゆる国風に戻すこと。

 

さらに自分の国の歴史をまとめて、文字も一般的でない時代に後世に伝えたいと一大事業をはじめます。

それが古事記であり、いわば初めて日本の最初をまとめたものなのです。

 

ところで令和は

万葉集

から選ばれたそうですが

 

驚いたのは、当時の歌人は宮中奥深くで思索に耽って歌を読んでいたのではなく

天皇はじめ、大勢の前で歌を詠みあったということ。

 

いわば歌手、演劇舞台に立つようなもの。

その中で記録に残したいと選ばれたのはまさに当時のヒット曲。

レディガガ様

安室様

そんな感じ。

 

百人一首とか、昔覚えたりしましたが

ものすごい緊張状態のなかでも、まわりがうなるほどの歌を詠んだものがあの歌だったわけです。

どうです?

すごくないですか?

皇居の園遊会みたいな状況で、ばっちり決めた歌をとっさにつくる。

ほんと恐れ入ります。

それを知って、びっくりもしたが、いにしえの人々がぐっと近く感じられました。

 

 

 

以上、古事記は5冊ほど他の本を読んでますが、大体難しかったりしますが、これはオススメです。

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