麒麟がくるの初回放映翌日に明智光秀とその一族の墓に参拝

大河ドラマ「麒麟がくる」の初回放映がありました。

私は、明智光秀の居城があった近江坂本に住んでおりますのでとても楽しみにしてました。

やはり大河といえば歴史ものだなぁと、初回を見て個人的に感じました。

あまりにも嬉しかったので、光秀公の菩提寺に放映翌朝行ってきました。

明智光秀とその一族が眠る寺は、西教寺というお寺。

天台宗の比叡山延暦寺から独立して、天台真盛宗の総本山となっています。
教義は全ての人間および物質の存在の基は、われわれ人間の智恵を超えた不思議な力であるという自覚(空観)から出発し。

その不思議な力を阿弥陀仏として唱え表し、その佛の力に依ってのみ初めて救われることを信じる。

そして、そのような佛の慈悲を頂く者として、それに相応しい行いをするように努めつつ、世の中のために生きる

という教えを広めておられます。

寺は朝陽を正面に受ける高台にあり、琵琶湖から上がってくる様は圧巻です。

明智光秀はいろいろなところで供養されていますが、一族もとなるとなんと言っても西教寺でしょう。

50メートル位の参道が勅使門まで伸びています。

朝焼けで山門が赤くなってます。

ちなみにこの門は坂本城の表門だと言われています。

イメージが膨らみますよね。

門の真正面に太陽が昇る。

すごくないですか?

光秀の娘は、細川ガラシャいわゆる洗礼名ですね。細川家に嫁ぎ、本能寺のあとは、苦難が続き、炎の中で亡くなっていきます。

命とは儚いものですね。

西教寺の周囲は山がすぐそばまで迫り、とても自然豊かなところです。

山門から入ると、石庭があったり心が落ち着きます。

注意して見ていただきたいのは、鬼瓦の横におさるさんがいるのです。

このお寺は、おさるさんが神の使いとして祀られています。

これが勅使門。

天皇家の勅使でないと通ることはできませんでした。

神社は、自然を敬うところで、お寺は自分の心を整えるところ。そんなふうに考えています。

奥にはユースホステルもありますので、泊まってゆっくりするのも、慌ただしい現代ではありなのではないでしょうか。

せっかくなので、いろいろ見て回りましょう。

お寺は、心が落ち着く仕掛けがありますよ。

上でも申し上げましたが、眺めは最高です。

西教寺の寺紋です。

朝陽が上れば最高ですよ。

苔が一面に広がっていて、とても癒やされます。

太陽が門から差し込みます。

門の装飾も細かい。

昔の人は気が長い。

見習わないといけませんね。

いたるところに守り神のおさるさんがいますので見逃さないように。

獅子と象でしょうか。

イスラムのアートみたいに細かいですよね。

まだまだ続きますよ。

勅使門の中に入ると、城を思わせる作りが広がっています。

この石垣見てください。

どう考えてもやる気ですよね。

右手の門から入って左に行くのですけど、城の虎口みたいな感じに見えます。

手を清める手水の建物の上の瓦です。

こちらが本堂になります。

ちなみに、比叡山焼き討ちでここも全部燃えてますので、今あるものは再建されたものですね。

さて、本堂を背に振り返ると、今日の目的である明智光秀とその一族などの墓が広がっています。

明智光秀だけではないので、興味があればお参りされてみてはいかがでしょうか。

比良太郎兵衛さん。

長岡監物一族

前田菊子

橘長後


長崎奉行・長谷川左兵衛藤広

そしてこちらが明智光秀一族の墓。

光秀の奥様の墓。

ずらりと並んだ菩薩像の説明です。

明智光秀一族の墓の説明です。

光秀辞世の句。

秀吉の伏見城の移築された建物説明。

以上ざっと見てきました。

苔が多く、とても癒やされる場所ですので、一度いらっしゃってください。

明智光秀も日の目を浴びて喜んでいるような。

麒麟がくる楽しみです。