十二神将とはあらゆる方位を各7000人の部下とともに84000の欲望と戦う凄腕将軍達

あまり仏像には興味ないのですが、僕がやっている西国三十三所巡礼の播州清水寺(天台宗) 西国第25番札所で、奈良のマスコット「せんとくん」のキャラクターを作った人がデザインした仏像が並んでいると聞いて、興味を持ち、お参りしたのでご紹介させていただきます。

こちらが奈良のせんとくん
兵庫県にある播州清水寺こちらにある仏像のことです。

十二神将って?

十二神将は薬師如来をお守り警護する神様。

奈良興福寺の解説によると十二神将は守護神の性格をあらわすために武装し、また仏敵をおどし、人々の悪い心に対して激しく怒っている状態。

仏教の発祥地インドで古くから信仰されていた鬼霊とか武器、あるいは辺境や異境の王朝や民族を神格化して仏教に取り入れて守護神としたもの。

薬師如来の12の誓願に応じてあらわれる薬師如来の分身とされます。

各それぞれに、7000人の部下がいて、7000✕12の84000の煩悩やら欲やらと戦いを繰り広げるリーダーなのですね。

 

薬師如来って?

薬師如来とは、簡単にいうと薬壺を使ってあらゆる悩みを治しちゃう凄腕のお医者様。

ちなみに、阿弥陀如来、釈迦如来、大日如来、薬師如来など、ありますが、如来とは仏の悟りをひらいた仏さまのこと。

さとりといっても、低いさとりから高いさとりまで、全部でなんと52あります。これをやり遂げたのが如来であり仏様のなのであるということなのです。

通常日光菩薩と月光菩薩(菩薩とは悟りを目指して仏になろうとしている修行中の人)とトリオで行動し、昼間は日光菩薩担当、夜は月光菩薩担当し、そこに十二神将が部下としてあらゆる方角からのものを退けるという役目を持っているのです。

 

 

 

 

子年将軍。(ネズミ)

丑年将軍。(うし)

寅年将軍。(トラ)

卯年将軍。(ウサギ)

辰年将軍。(龍)

巳年将軍。(ヘビ)

午年将軍。(うま)

未年将軍。(ひつじ)

申年将軍。(さる)

酉年将軍。

戌年将軍。(いぬ)

 亥年将軍(猪)

まとめ

世の中を薬壺を抱えて、菩薩とトリオで守ってくれている薬師如来。

84000もの煩悩と対決すべく、84000名の部下とともに戦う十二神将は頼もしい。

普段お参りでも、お賽銭して手を合わせる程度ですけど、拝む先の仏様を知るのも面白いなと少し思いました。

ご興味持っていただけたならうれしいです。ありがとうございました。

Leave A Comment コメントをキャンセル