平安絵巻さながらの宇治の旅 平等院は結局見れず。

20年前、源氏物語ミュージアムの仕事で、 女優の白石 加代子さんらと源氏物語の宇治を舞台とした館内上映用のドラマ制作に関わったこともあって思い出深い場所をご紹介しよう。

宇治というところは、10円玉でおなじみ藤原道長の別荘であった平等院鳳凰堂が何と言っても有名だろう。

すぐ近くの伏見が、秀吉の城下町であったのに対して、平安絵巻さながらの実に雅できらびやかな感じのするところだ。

しかし、宇治川を挟んで、明暗を分けるかのようなきらびやかな鳳凰堂に対して、宇治神社の落ち着いたコントラストは、訪れる人の好みで行きたい場所は分かれるのではないかと思う。

僕は、圧倒的に落ち着いたところが好みなので、宇治神社なんかとても魅力がある。

大急ぎで両方まわるのもありだが、折角なら川べりでのんびりするのも宇治の醍醐味だ。

 

 

最初は雨も降ろうかという雰囲気だったが、大体出かけると晴れる。

 

 

紫式部の源氏物語など、最近読んだ本で知ったのですけど、遣唐使を廃止したことで、純粋に国の文化が洗練されたらしいのです。

 

源氏物語の中で、宇治が出てくるのは全54巻の中でも最後の方。

 

住吉大社というのが大阪にありますけれど、船で移動する人には信仰されていたようですね。

あと金毘羅さんなんかもそうです。

 

どこもそうですけど、小さい神社まで整備が追いついていないのか荒れていました。

 

こちらは縣(あがた)神社。

宇治川大橋のあたりに大鳥居があります。

その参道を通って向かいます。

 

古そうな狛犬さんです。

 

ご存知と思いますが宇治は茶所で、あちらこちらでお茶を買うことができます。

暖かい時期なら乗ってみるのもいいですね。

訪れたのは12月の最初の週です。

橋姫神社、縣神社と参拝し、平等院鳳凰堂に行くか、宇治神社に行くかと悩みましたが、時間的に平等院はパスです。

 

 

宇治神社はウサギの神様がいるのです。初めて見ました。

 

 

 

伊勢神宮のお社。

遥拝所はあるところは結構見ましたが、社が置いてあるのは珍しい気がします。

 

続きまして、宇治上神社。世界遺産らしいです。

最後は、仕事で関わった源氏物語ミュージアムへ。

 

 

僕らが撮った映像も、ご覧になれますので、よかったら行ってみてくださいね。