相国寺は、京都五山第二位に列せられる名刹正式名称は萬年山相國承天禅寺。
金閣寺、銀閣寺の方が知っている人も多いかもしれないが、ここが金閣銀閣の大本山。
場所としては京都御所の北側になる。
十四世紀末、室町幕府三代将軍の足利義満により創建。
幾度も焼失と復興の歴史を繰り返し、現存する法堂は日本最古の法堂建築として一六〇五年に再建された物を今に伝えているそうだ。
夢窓疎石を開山とし、創建当時は室町一条あたりに総門があったといわれ、北は上御霊神社の森、東は寺町通、西は大宮通にわたり、約百四十四万坪の壮大な敷地に五十あまりの塔頭寺院があったと伝えられています。
幕末には寺領の一部を薩摩藩が借受け、明治になり薩摩藩と争った会津藩の山本覚馬、八重兄妹と八重の夫、新島襄が同志社大学を創立というのも因縁めいていて興味がそそられます。
この地図は同志社大学前にあって、付近を散策するのに手がかりになりますね。
相国寺を挟んで彦根藩と薩摩藩があったというのもワクワクしてきます。
勅使門
勅使門は写真で言えば左側から右に進んで行くことになります。
11月中旬なので先が色づいてきた感じでした。
本殿になります。
境内は自由にまわれます。
室町将軍足利義政と平安時代の藤原定家のお墓もあるので、見学しましょう。
長州藩の墓とありました。
調べてみると、幕末の禁門の変で亡くなった方を弔っているのです。
中には入れませんが、塔頭寺院の禅風の庭を見ているだけで、落ち着いてきます。
100円で座禅会も参加できるようですね。
以上、広大な敷地ですが、観光客がうじゃうじゃいるというのではなく、今も修行がされているのだなぁという落ち着いた寺院でした。